ブラジル

CLASSICO 70% (メンドア)

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カカオ生産大国である”ブラジル”にて、自社農園のカカオからチョコレート製造までを一貫して行う
「Mendoa'/メンドア」


チョコレート作りに先立ち、カカオの品質向上、管理を目的した研究所を立ち上げ、徹底したカカオの分析研究の末、高品質チョコレートの製造に着手。
2013年に誕生した新しいチョコレート会社です。


2年ほど前、創業したばかりの頃にチョコレートをいただく機会があり、その後どのように変化してるのかと気になっていました。
先日行われたサロン・デュ・ショコラ・パリにも出展されており、友人がお土産に買ってきてくれました。
関連記事:Mendoa'/メンドア続きを読む

クプアス80% (AMMA)

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2007年創業の新しいブランドながら、南米でトップクラスのブランドとして支持されている、ブラジルの「AMMA/アンマ」

ブラジルの大西洋側にあるバイーア地区
雨林で日差しを避け、カカオ栽培に最適になるよう環境を整えた地でアンマチョコレートの原料となるカカオが作られています。

カカオ生産国にて、木を育てるところから、チョコレートの製造までを一貫して行う”Tree to Bar”チョコレートブランドです。

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Mendoa'/メンドア

mendoa
ブラジル産カカオを使用したブラジル産チョコレート。
最後に紹介するのは「Mendoa'/メンドア」

一般的に、カカオ生産国とチョコレート消費国は異なる場合が多いのですが、ブラジルはカカオ、チョコレート生産大国であり、消費大国でもあります。
最近日本をはじめ世界でBean to Barのチョコレートが注目されてきましたが、ブラジルでは至極自然なことかもしれません。

メンドア
2013年に創業したばかりのMendoa'(メンドア)
チョコレート作りに先立ち、カカオの品質向上、管理を目的した研究所を立ち上げ、徹底したカカオの分析研究の末、高品質チョコレートの製造に着手した新しいチョコレート会社です。
ブラジリアンナッツ、ココナッツ、コーヒーなど、ブラジルならではの素材を使用しているのも特徴です。

先に紹介した2社に比べ、パッケージが洗練されている印象を受けますね。

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一口サイズのチョコレートが個包装で12枚入。


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こちらはカカオ50%のミルクチョコレート「AO LEITE」
高めの%だけ見ても、方向性がはっきり感じられます。

独特のミルクの風味に、しっかりと感じるカカオのほろ苦さ。
ナッツの香りも強いです。
ややクセを感じる味わいですが、一般的なミルクチョコレートにはない濃厚さがあります。


70%
カカオ70%のダークチョコレート

樹木を思わせる個性的な香り。
ナッツやコーヒーのような香りも感じます。
濃厚なカカオ感ながら、中盤からはスッキリした酸味の広がる爽やかな味わい。

brasil
その他、コーヒーやココナッツなどブラジルらしさが感じられるチョコレートも味わい深いです。


今回紹介した3つのブランドはまだ日本では販売されていませんが、
カカオ生産国であるブラジルが本格派チョコレートに力を入れ始めたのはいい流れだと思いますし、今後世界でも注目されてくるかと思います。

ブラジルのTree to barは、意欲的なカカオ生産者たちが、カカオ豆の栽培、販売にとどまらず、チョコレート作りにも取り組み初めた段階。
まだチョコレート先進国の品質には及ばず、荒削り感は否めません。
しかしそれ故に、可能性があり今後の進化が楽しみです!


名称チョコレート
原材料「70%」カカオマス、砂糖、カカオバター、乳化剤(大豆由来)
内容量60g(12枚)
原産国ブラジル
Webサイトhttp://mendoachocolates.com.br


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Modaka/モダカ

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ブラジル産チョコレートブランド。
二つ目は「Modaka/モダカ」


まずはじめに、ブラジルカカオの歴史を見てみると・・・

現在、世界のカカオ生産量第6位のブラジルですが、かつてはコートジボワールに次ぐ世界第2位のカカオ生産量を誇っていました。

1990年代「Vassoura de Bruxa(バヴァソーラ デ ブルーシャ/魔女のほうき)」という伝染病がブラジルの農園を襲い、カカオの生産量は約1/4にまで激減。
カカオ生産者たちは壊滅的な被害を受け、その多くの農園は荒地となってしまいました。

それが現在では生産量も回復しはじめ、質の良いカカオも増えていると言います。


今回紹介するモダカは、IBD(国際有機栽培機関に認定されたブラジル唯一の有機認定機関)認証済みの有機カカオ豆を使用しています。
モダカを経営するViana Lima(ヴィアナ・リマ)一家は、1896年より先祖代々カカオ農園を守り、現在に受け継いできており、有機栽培システムの構築に10年以上もの年月を費やしています。

自社農園のカカオ豆を使用したチョコレートを製造することで、全ての工程に置いて品質管理が可能に。
カカオの収穫から、発酵、自然乾燥、焙煎と、少量単位での管理体制を確立しています。

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モダカではチョコレートだけでなく、カカオをそのまま楽しめる商品も。
こちらはカカオ糖(カカオ豆の砂糖がけ)
とてもシンプルですが、日本ではあまり見ないですね。

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驚いたのは、カカオの殻がそのまま付いてるんです。

通常チョコレートを作る時、カカオの殻は取り除くものですし、市販されているローストカカオ豆なども普通は殻をむいて食べます。


砂糖がけされてるので甘みは十分。
カリッカリの軽い食感に、ナッツやコーヒーを思わせる芳醇な香りがありますね。

ただ、気になるのは殻の部分。
独特の渋味や食感をもつ殻を食べるのは、カカオマニアの方でも気になる部分じゃないでしょうか。


ということで、もっとシンプルなのがこちら。
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カカオ豆を砕いたカカオニブ

砂糖など何もかかっておらず、カカオそのままの味です。

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ストレートにカカオの風味を実感できますね。
香ばしいカカオはそのまま食べても十分な旨味を感じます。
自ら作るカカオに自信があるからこその商品ですね。


ニブはそのまま食べるだけでなく、アイスクリームなどのトッピングにも使えます。
私はトーストに蜂蜜をかけてその上からカカオニブをまぶしたりもしてます。


次回は、昨年誕生したばかりの最新ブランドをご紹介。


内容量100g
原産国ブラジル
参考サイト
お問い合わせ先
モダカ
http://www.chocoville.jp/modaka.htm


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Fazenda Sagarana/ファゼンダ サガラナ

いきなり質問ですが、
皆様はブラジルのチョコレートってどんなイメージを持っているでしょうか?

ブラジルは現在、世界第3位のチョコレート生産国であり、世界第6位のカカオ生産国です。

ところが、私自身ブラジル産のチョコレートはあまり知らなくて、甘〜いチョコレート菓子のイメージしか浮かびませんでした。

実際、これまでブラジルのチョコレート市場は、激甘なミルクチョコレートが主流だったようですが、近年、ブラジル人の健康や美容への関心の高まり、国民所得の向上も手伝って、有機カカオを使ったチョコレートや高カカオチョコレートなど、質を重視した高級志向のチョコレートが注目されつつあるそうです。


そこで、
これから注目したい、ブラジルの3つのブランドをご紹介します。

まずは
「Fazenda Sagarana/ファゼンダ サガラナ」
fazendasagarana
2012年創業の新しいブランドです。
実はこちら。ボナのチョコレートが好きな方、特に”マラニョン”と聞いてピンときた方は要チェックです!

昨年、フランスのボナから発売になった新しいタブレット「Maragnan/マラニョン」をご存知でしょうか?
「マラニョン」とは、一時は絶滅したとされていたブラジルの伝説のカカオ。
1870年〜1880年頃には世界最高のカカオと称されていたそうです。

近年発見されたそのカカオを、カカオ生産者の協力のもとボナが製造に着手したのが以前紹介した「マラニョン」

そして、そのカカオを生産しているのが、今回のファゼンダ サガラナなのです。

マラニョン
パッケージ内側もカカオ生産国らしいデザインですね。

日本ではカカオ豆からチョコレートを作る”Bean to bar”が広がってきています。
一方こちらは、言うなら”Tree to bar”
つまり、カカオの木を育てるところから、チョコレート製品になるまでを一貫生産しているのです。
これはカカオ生産国ならではの特徴であり、強みでもあります。

ao leite
現在のラインナップは、67%ビターと、42.5%ミルクの2種類。
このブランドが使用するカカオは、伝説のカカオ”マラニョン”のみです。


ブラジルから届いたチョコレートは一部ブルームしてしまっており、今回は無事だった「42.5%ミルク」を紹介しようと思います。

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ナッツ感が強く、樹木を思わせる香りもあります。
焙煎香も強めでしょうか。
ミルキーな中にもカカオの特徴が表れています。

食感は、やや粉っぽさを感じる舌触り。
もう少しなめらかさがほしいところですね。


さて、せっかくなので、ボナのマラニョンと比較したいところ・・・
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ということで入手しました。

約1年ぶりに食べましたが、相変わらず素晴らしいですね。
レーズンやプラムを思わせるフルーツの香りに、キャラメルやクリームのようなまろやかさも持ち合わせています。

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今回、42.5%ミルク、ブルームしてしまった67%ビターを交えて食べ比べしてみたのですが、
同じカカオとは思えないほど違いがあります。

ボナは長年の経験、製造技術があるブランド。
一方サガラナはまだ出来たばかりの新しいブランド。今回完全な状態でないとはいえ、チョコレートとしての完成度は大きな差を感じました。

ボナと比較すると、サガラナの方はやや雑味があり荒削りな印象。
香りの豊かさも少し物足りなく感じてしまいますが、クリームを思わせるまろやかさなどカカオのポテンシャルの高さを窺えたりもします。

上質なカカオを持っているだけに、今後の成長が楽しみです。


次回は2つ目の注目ブランドをご紹介。


名称チョコレート
原材料「ミルク」砂糖、カカオバター、全粉乳、カカオマス、レシチン(大豆由来)
「ビター」カカオマス、砂糖、カカオバター
内容量40g/80g
原産国ブラジル
参考サイト
お問い合わせ先
ファゼンダサガラナ
http://www.chocoville.jp/sagarana.htm


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