読者の方から戴いたマダガスカル産のチョコレート。
2枚目は「TSAR 100% DE CACAO」
カカオ100%ですよ。
最近ではドモーリの「クリオロ 100%」が記憶に新しいところ。
あちらはクリオロ種のみで、100%カカオという珍しいチョコレートでしたが、
こちらはマダガスカル産カカオのみ使用の100%カカオ。
100%カカオのチョコレート自体あまり多くはなく、そのほとんどは複数の産地や品種のカカオをブレンドして作られています。
それを考えるとこちらチョコレートは大変貴重です。
やや赤味のある色合いも特徴。
フルーティーな香りが漂ってきます。
それでは・・・
!!
これは・・・今まで感じたことのない酸味です。
力強いというか、もはや野性的とも言える酸味。
ハイカカオのチョコレートでは、“苦い”という表現がよく使われますが、
こちらのチョコレートは“酸っぱい”です。
これぞマダガスカル。
ドライな食感ながら、溶けはじめるとくちどけはスムーズ。
100%カカオにありがちな喉に残る感覚はありません。
後味は驚くほどスッキリしてます。
ちなみに、以前購入したショコラティエ・ボナの100%が少し残っていたので食べ比べてみると、
あちらも苦味より酸味が際立っていましたが、Tsar100%を食べた後、ボナを食べてみると、ずいぶん酸味も穏やかで落ち着いた味に感じます。
くちどけの良さは若干ボナが上でしょうか。
ここまで個性の強いチョコレートはそうそうないでしょう。
カカオの新しい扉を開いた気分です。
また、このメーカーのチョコレートと同じものが、アメリカで別パッケージで販売されているとの話もあり、それについて調べてみたところ、
マダガスカルで製造されたCINAGRAのチョコレートを、アメリカとカナダ向けに「madecasse」という別ブランドとして輸出しているとか。
アメリカでは高い評価を得ているようです。
今回は貴重なテイスティングができました。
本当にありがとうございました。
名称:チョコレート
原材料:カカオマス、カカオバター
内容量:75g
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