DSC_2484-1
カカオハンター小方真弓さんが、2013年コロンビアのチームと共に立ち上げた
「CACAO HUNTERS/カカオハンター」

カカオ生産地コロンビアにて、カカオ品種の選定から発酵、乾燥、チョコレート作りまで、全てを手がけています。
また、バレンタイン時期の催事を中心に、原産国での取り組みやカカオ・チョコレートの魅力を伝えるセミナー等も積極的に行い、さらには小方さん自らが店頭に立ち、商品説明・販売まで手がけることも。

カカオを育てるところから、チョコレートとして消費者にお届けするまで、全てをこなす方は、世界でもそういないのではないでしょうか。

DSC_2486-1
こちらは4種類の希少品種で作られたタブレットのセット。
71%〜74%までカカオ分が1%ずつ異なります。


DSC_2556-1



マグダレナ 71%

DSC_2563-1
コロンビア北部・マグダレナ県の農園別の厳選カカオを、自社カカオ発酵センターで研究開発し生まれたチョコレート。

プルーンやパッショフルーツを思わせるフルーティーな香り。
若干の渋みやスパイスも感じながら、じわじわと酸味が広がる爽やかな味わい。
スッキリしたカカオの風味が最後まで続きます。


アルアコ 72%

DSC_2565-1
シエラネバダ地方、アルアコ族の山の奥地のカカオを自社発酵し作られたチョコレート。

序盤からハーブ感が強く、それに加えマスカット、ライム、パイナップルなど様々なフルーツを連想させる豊かな香り。
キレのある酸味も心地よいです。

DSC_3704
アルアコについては、別ロットのものがあったので食べ比べてみると、随分印象が異なりました。

新しい方は、序盤の香りはやや穏やかに。酸味も丸みを帯びています。
中盤から後半にかけての味わいの変化、長く続く余韻等。
共通する香りは感じるものの、まるで別のチョコレートを食べてるかのような印象です。

使用するカカオの収穫時期の違い等もあるかと思いますが、小方さん曰く、昨年末頃に製造機械が変わったそうです。
また機械を変えた後でも、ファーストロットでは、機械が慣れていないためわずかにざらつきが残ったり、何度か回すことで機械も熟れて、しっかりなめらかに仕上がっていたりと。
今年1、2月に行われた催事の売り場では、試食をいただきながら丁寧に説明してくださいました。



リオ・デ・オロ 73%

DSC_2572-1
コロンビア東部・野生のワニやピンクイルカが生息する川の流域で育つカカオ2種を使用。

程よい甘みを含むやさしい印象です。
フローラルで、柑橘系フルーツのような香り。
またカシューナッツやはちみつを思わせる甘みも。
適度に酸味も感じますが、全体的にマイルドです。

こちらもロット違いで食べ比べると、また違った味わい。
新しい方はよりフルーツ感が強く、爽やかな印象でした。


ペルラ・ネグラ 74%

DSC_2582-1
コロンビア南部、トゥマコ・ミラ川下流域に古くから生息するカカオを中心に作られたもの。

ほんのりスパイシーでスモーキー。
他と比較すると、しっかりとした苦味もあり、一見ダークでクセのあるタイプかと思いきや、くちどけとともに、まろやかにしっとりと。
食べ始めと後味で大きくイメージの変わる一枚です。


カカオを知り尽くした方が作るチョコレートは、とにかく違いが分かりやすいでしょう。

この他にも、シエラネバダやトゥマコなどを使用した、カカオ50%台のミルクチョコレートもお勧めです。
ミルキーな親しみやすさに加え、カカオの個性をしっかりと実感できるダークミルクは、多くの方に好まれそうです。

いつもカカオの新たな魅力を教えてくれるカカオハンターのチョコレート。
これからも楽しみです。


名称チョコレート
原材料カカオマス、砂糖、ココアバター
内容量各28g
原産国コロンビア
輸入者CAFE CACAO
価格4300円(税込)
Webサイトhttps://www.facebook.com/CAFECACAO.CO


ランキングに参加中!
いつも応援ありがとうございます。
banner
皆様のクリックが励みになります。