カカオハンター小方真弓さんが、2013年コロンビアのチームと共に立ち上げた
「CACAO HUNTERS/カカオハンター」
カカオ生産地コロンビアにて、カカオ品種の選定から発酵、乾燥、チョコレート作りまで、全てを手がけています。
また、バレンタイン時期の催事を中心に、原産国での取り組みやカカオ・チョコレートの魅力を伝えるセミナー等も積極的に行い、さらには小方さん自らが店頭に立ち、商品説明・販売まで手がけることも。
カカオを育てるところから、チョコレートとして消費者にお届けするまで、全てをこなす方は、世界でもそういないのではないでしょうか。
こちらは4種類の希少品種で作られたタブレットのセット。
71%〜74%までカカオ分が1%ずつ異なります。
マグダレナ 71%
コロンビア北部・マグダレナ県の農園別の厳選カカオを、自社カカオ発酵センターで研究開発し生まれたチョコレート。
プルーンやパッショフルーツを思わせるフルーティーな香り。
若干の渋みやスパイスも感じながら、じわじわと酸味が広がる爽やかな味わい。
スッキリしたカカオの風味が最後まで続きます。
アルアコ 72%
シエラネバダ地方、アルアコ族の山の奥地のカカオを自社発酵し作られたチョコレート。
序盤からハーブ感が強く、それに加えマスカット、ライム、パイナップルなど様々なフルーツを連想させる豊かな香り。
キレのある酸味も心地よいです。
アルアコについては、別ロットのものがあったので食べ比べてみると、随分印象が異なりました。
新しい方は、序盤の香りはやや穏やかに。酸味も丸みを帯びています。
中盤から後半にかけての味わいの変化、長く続く余韻等。
共通する香りは感じるものの、まるで別のチョコレートを食べてるかのような印象です。
使用するカカオの収穫時期の違い等もあるかと思いますが、小方さん曰く、昨年末頃に製造機械が変わったそうです。
また機械を変えた後でも、ファーストロットでは、機械が慣れていないためわずかにざらつきが残ったり、何度か回すことで機械も熟れて、しっかりなめらかに仕上がっていたりと。
今年1、2月に行われた催事の売り場では、試食をいただきながら丁寧に説明してくださいました。
リオ・デ・オロ 73%
コロンビア東部・野生のワニやピンクイルカが生息する川の流域で育つカカオ2種を使用。
程よい甘みを含むやさしい印象です。
フローラルで、柑橘系フルーツのような香り。
またカシューナッツやはちみつを思わせる甘みも。
適度に酸味も感じますが、全体的にマイルドです。
こちらもロット違いで食べ比べると、また違った味わい。
新しい方はよりフルーツ感が強く、爽やかな印象でした。
ペルラ・ネグラ 74%
コロンビア南部、トゥマコ・ミラ川下流域に古くから生息するカカオを中心に作られたもの。
ほんのりスパイシーでスモーキー。
他と比較すると、しっかりとした苦味もあり、一見ダークでクセのあるタイプかと思いきや、くちどけとともに、まろやかにしっとりと。
食べ始めと後味で大きくイメージの変わる一枚です。
カカオを知り尽くした方が作るチョコレートは、とにかく違いが分かりやすいでしょう。
この他にも、シエラネバダやトゥマコなどを使用した、カカオ50%台のミルクチョコレートもお勧めです。
ミルキーな親しみやすさに加え、カカオの個性をしっかりと実感できるダークミルクは、多くの方に好まれそうです。
いつもカカオの新たな魅力を教えてくれるカカオハンターのチョコレート。
これからも楽しみです。
名称 | チョコレート |
---|---|
原材料 | カカオマス、砂糖、ココアバター |
内容量 | 各28g |
原産国 | コロンビア |
輸入者 | CAFE CACAO |
価格 | 4300円(税込) |
Webサイト | https://www.facebook.com/CAFECACAO.CO |
ランキングに参加中!
いつも応援ありがとうございます。
皆様のクリックが励みになります。