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奈良県のスペシャルティコーヒー店兼、ビーントゥバーショップ
「珈琲処豆屋 夢二香房」さん。

カカオ豆から手掛けるお店も全国に増えてきましたが、その特徴もお店によって様々。
夢二香房さんでは、使用するカカオ豆をごく少数に厳選。
一つの品種をとことん追求する方法で、上質なチョコレートを製造しています。
例えば、一度に入荷する同じ品種のカカオでも、色が違ったり、豆の大きさが違うものが混在しているケースもあります。
色が黒いものと赤いものではどのように違いがでるか?小粒のものと大粒のものではどうか?
それらを丁寧に選別して、別ロットでチョコレートに仕上げたりもしています。

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そんな研究者タイプの店主が、現在力を注いでいるのが、
メキシコ産カカオ「レアルクリオロ」

パッケージにも表記されていますが、カカオサンパカが取り扱っているカカオ豆です。


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珍しいマヤ文字入りのモールド。
34gと小さめサイズです。

夢二香房さんのこだわりの一つとして、カカオバターの追油は一切しません。
カカオの持つ個性を最大限生かすため、カカオ豆と甜菜糖のみでチョコレートに仕上げます。

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食前の香りはかなり控えめです。
少し意外だったのですが、口に含みゆっくり溶かしていくと、プラスの要素がじわじわあふれてきます。

まず驚くべきは苦味や酸味、渋味などをほぼ感じないこと。
カカオ72%とは思えないほど柔らかい印象があり、とっても繊細。
このあたりは多くのクリオロ使用のチョコレートと共通する部分ですね。

あまりに品が良いので、特徴が掴みにくい一面もありますが、クリームのようであったり、ほのかにナッツやフルーツの香りもします。

食感は、長時間のコンチングを行っているため粒子感もなくなめらかです。
ただ、カカオマスに含まれる油脂分だけでなめらかさを出しているので、くちどけは重ため。
少し舌にまとわりつくような粘度の高さがあります。

店主の話では、このレアルクリオロは他のカカオ豆に比べ油脂分が少ないためか、扱うのが難しかったとのこと。
一般的にカカオ豆における油脂分(カカオバター)の比率は54%などと言われていますが、実際には品種、産地などによって数%は違ってくるでしょう。

カカオバターを加えないため、カカオの個性がストレートに出るチョコレート。
かなり濃い味わいなので、ご興味のある方はお試しください。


名称ハイカカオチョコレート
原材料メキシコ産・レアルクリオロ生カカオ豆、北海道産甜菜糖
内容量34g
賞味期限製造日より1年
価格500円(税込)
Webサイト
取り寄せ可
http://www.yume2coffee.com/cart/15.html


店舗情報
所在地〒631-0804
奈良市神功4丁目25番地1−103
営業時間10:00〜19:00
定休日月曜日
TEL0742-72-2108




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