ブルックリン発のビーントゥーバーチョコレート
「Cacao Prieto/カカオ プリエト」
元航空宇宙エンジニアという特異な経歴を持つダニエル・プリエト・プレストンによって2008年に設立。
12歳で飛び級して大学に入学し、その後多くの特許を取得するなど大変優れた頭脳の持ち主です。
注目すべきは、カカオ豆から作るだけでなく、カカオの遺伝子研究、カカオ加工機の製造。そしてカカオ農園からすべての工程を管理するなど、あらゆる視点からチョコレートを生み出す希少なブランドなのです。
完全管理の生産工程
カカオプリエトで使用するカカオはすべてドミニカ産。
ダニエルの親戚が所有する、100年以上ドミニカ共和国に継承してきた“コラリーナ農園”で収穫されたオーガニックカカオ豆を使用。
伝統に基づいた極めて原始的な工程に疑問を感じたダニエルは、全製造工程を統合し、完璧な品質管理を目指します。
カカオ豆の開発から始まり、アメリカの大学と現地にラボを作り、遺伝子研究を行いながら、伝統品種の生産も進めています。
こちらのチョコレートに使用されるのは、ドミニカでもっとも古いクリオロ種のひとつだそうです。
他にも、カカオ豆の皮を分離するウィノワーを設計したり、既存の機械を改良して独自のプロセスでチョコレートを製造。
ダニエルが設計・製造した機械は、世界の多くのチョコレートブランドで使用されています。
また、敷地内に蒸留所を設置し、オーガニックカカオからカカオリキュールを作るなど、他のブランドとは違った独自の取組みをしているのも特徴です。
デザインも原材料もシンプル
チョコレートの形状はとことんシンプル。ロゴも入っていません。
ブランドのオリジナリティが見えるデザインも素敵ですが、スッキリ無駄を省いたデザインも好印象です。
そして横から見ると分かりやすいですが、
溝が広く深いです。
溝部分が4mm。厚いところで7mm。
通常7mm程のタブレットは割るときに少し固めに感じるものが多い中、こちらはビックリするほど軽く割れます。
パキッとクリアな音に、整った断面からも精度の高さが伺えます。
そして、原材料は
”有機カカオ、有機きび砂糖、バニラビーン”
カカオバターを加えない製法ですが、バニラを含む珍しいタイプです。
カカオ分は72%。
食べる前から強い香り。
スモーク香と南国フルーツを思わせる香りを感じます。
口に入れた時のインパクトも強く、スモーキーでスパイシーな個性派。
さらに熟したバナナのようなマイルドな香りも広がります。
適度な苦味とともに中盤からは酸味が強くスッキリ感も出てきますが、クリームのような柔らかさもずっと続くバランスの良さ。
食感は、カカオバターを加えないタイプによく見られるドライなものではなく、しっとりソフトな口あたり。
粒子感もなくなめらかなくちどけを堪能できます。
カカオプリエトでは、こちらの味をベースに、様々なスパイスやオイル、海塩などを加えたラインナップもあります。
まずはシングルオリジンで、完全管理されたドミニカのカカオをストレートに感じてみてはいかがでしょう。
名称 | チョコレート |
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原材料 | 有機カカオ(ドミニカ)、有機きび砂糖、バニラビーン |
内容量 | 85g |
原産国 | アメリカ |
輸入者 | 株式会社クロンティップイノベーション |
価格 | 1620円(税込) |
Webサイト | http://www.cacaoprieto.com http://www.recocochi.com/fs/recocochi/c/gr20 (取寄せサイト) |
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