2007年創業の新しいブランドながら、南米でトップクラスのブランドとして支持されている、ブラジルの「AMMA/アンマ」
ブラジルの大西洋側にあるバイーア地区。
雨林で日差しを避け、カカオ栽培に最適になるよう環境を整えた地でアンマチョコレートの原料となるカカオが作られています。
カカオ生産国にて、木を育てるところから、チョコレートの製造までを一貫して行う”Tree to Bar”チョコレートブランドです。
サロン・デュ・ショコラ2015のAMMAブースにはこのようなテイスティングホイールが置いてあり、1つ貰ってきました。
中には珍しいワードがいくつか見られます。(クリックで拡大)
裏側には、テイスティング方法なども書かれていました。
タブレットの表面にはブランドロゴではなく、創業者”ディエゴ・バダロ”氏の名前が刻印。
珍しいパターンですね。
さて、ここで本題に入りますが・・・
実はこちら、チョコレートではないのです。
「Theobroma grandiflorum Cupuacu/テオブロマ グランディフローラムクプアス」
カカオの親戚にあたる「クプアス」と呼ばれるフルーツを使用して作られたのがこちらの一枚。
カカオと同じく、学名に”テオブロマ”が付いてあり、現地では”神の果物”と呼ばれるそうです。
実は数年前に一度クプアスを味わっています。
関連記事:カカオパルプ フルッタ
市販のカカオパルプジュースを購入した際に、一緒にクプアスもチェックしてました。
カカオパルプに比べ、相当クセのある味だったので、どちらかというとクプアスの方がインパクトが強かったのを覚えています。
日本では馴染みがありませんが、アマゾンを代表するフルーツの1つ。
カカオと同じく、実ではなく種の部分を加工したのが今回の商品。
あらためて見てみると、どう見てもチョコレート。
カカオ含有率0%、クプアス含有率80%
原材料は、クプアス、砂糖、クプアスバター
名称は、クプアス加工品
です。
念のため言っておきますが、AMMAはチョコレートブランド。
チョコレートもたくさんあります。
たまたまこれが目についたんです。
なんでしょうこれは・・・
一口目は、今まで感じたことのない味に対して違和感が押し寄せますが、
慣れてくるとチョコレートの延長線上にあると認識・・・
赤ワインを思わせるしっとりした香り。かなり強めです。
どこかアルコール感さえあり、少し酔った感覚に??
さらに、酸味や渋味を含んだパッションフルーツも絡むエキゾチックなアロマです。
カカオとは少し異なる、フルーツそのものの苦味も特徴でしょうか。
また食感もチョコレートと似てるようで異なります。
クプアスバターはカカオバターより融点が低いのか、チョコレートよりも溶けやすく、手で触るとべたつきます。
しかしその分くちどけもよくなめらか。
少しざらつきは残りますが、軽やかな食感です。
含有率80%ながらこれだけ明るい色をしてるのは、豆の色もカカオとは異なるのでしょう。
もっと知りたくなるクプアス。。しかしあくまで寄り道。笑
変わり者ですが、これがチョコレートでないのも不思議です。
名称 | クプアス加工品 |
---|---|
原材料 | クプアス、砂糖、クプアスバター |
内容量 | 80g |
原産国 | ブラジル |
輸入者 | 株式会社パインズカンパニー |
価格 | 1512円(税込) |
Webサイト | http://www.ammachocolate.com.br |
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