久しぶりにボナのチョコレートをいくつか買いました。
「BONNAT/ボナ」の特徴は、各国の契約農園から直接買い付けたカカオ豆を自家焙煎し、製造まですべてを自社で行うところ。
100年以上も続くフランスの老舗で、現在は4代目のステファン・ボナが看板を受け継いでいます。
ボナ氏は、カカオ豆の調達のために自ら農園を訪れ、深いコミュニケーションで信頼関係を築きながら農園の成長にも貢献されています。
あまり知らない方も多いと思いますが、チョコレートの歴史において「BONNAT/ボナ」の存在は大きいです。
今では当たり前のようになっている、カカオ生産国を限定したチョコレート。
これを世界で初めて行ったのがボナなのです。
1902年に特定の国(ベネズエラとコートジボワール)で栽培されたカカオのみを使ったダークチョコレートの生産を開始し、世界で初めて原産国別のカカオ豆を使用したカカオ75%のタブレットを作り上げました。
さらに!
1994年には”限定農園”の概念を初めて導入。
特定の農園で産出されたカカオ豆のみを使った「ハシエンダ・エル・ロザリオ」というチョコレートにより、ドメーヌ(限定農園)の概念を最初に取り入れたブランドでもあります。
(※チョコレートバイブルより引用)
そんな歴史を築いてきたブランドだけに、タブレットの種類も豊富。
シングルビーン(単一品種のカカオ)で作られるタブレットだけでも現在25種類ほどあり、ここまで揃えているブランドは珍しいでしょう。
まずは、ペルー産カカオの「Cacao Cusco/カカオ クスコ」
ペルーにおいて、人類が収穫したカカオ豆のうち最も古い一種を使用しているとのこと。
ちなみに、ペルーだけでも、ピウラ ブランコ、アポテクイルを含めた3種類もあります。
カカオ分75%。
原材料はカカオマス、カカオバター、砂糖のみです。
2013年4月。イギリス・ロンドンで開催された世界的なチョコレートコンテスト、
International Chocolate Awardsのヨーロッパ部門にて金賞を受賞しています。
クセがなくピュアな第一印象。
おとなしいタイプ?かと思うと、そうでもありません。
パッションフルーツを思わせる爽やかさを感じたり、同時にミルキーなまろやかさがしばらく続いたり。
甘みも十分で、まるでミルクチョコレートのようにマイルド。
でもしっかりと酸味や苦味も顔を出す。なんとも捉えきれない複雑さがありますね。
名称 | チョコレート |
---|---|
原材料 | カカオ、カカオバター、砂糖 |
内容量 | 100g |
原産国 | フランス |
輸入者 | 株式会社STEPS-M |
価格 | 1674円 |
Webサイト | http://shop.bonnat1884.jp |
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