今回訪れたのは、奈良にあるコーヒー豆屋さん「珈琲処豆屋 夢二香房」
スペシャルティコーヒー豆を専門に扱うお店なのですが、気になる情報が入ったのでお話を聞きにいきました。
店内へ入ると、様々なコーヒー豆が並んでいます。
その一角に・・
ありました!カカオ豆。
実はこちらのお店、あのカカオハンター小方さんからカカオ豆を仕入れ、販売・加工をされています。
こちらが何か分かる方はすでにカカオマニアですね。
カカオマスや砂糖をミクロンの世界まで微粒化し、なめらかに練り上げるメランジャー。
夢二香房さんではこの機械を海外から取り寄せチョコレート作りに使用されています。
(メランジャーは国内では販売されていませんが、カカオ豆を販売されている立花商店さんのオンラインショップを見ると、個人使用向けに輸入販売されているようです)
これがメランジャーのパーツ。
2つの円錐状のストーンローラーがぐるぐると回り、カカオマスを細かくすり潰します。
お店で作られた数種類のチョコレートを試食させていただきました。
焙炒温度や時間を変えて作られた3つのチョコレート。
いずれも原材料は”カカオ豆と砂糖のみ”。カカオ含有率は70%。
コンチングは48時間〜60時間も行われています。
微妙な違いはあるものの、焙炒が強すぎると感じるものもなく、いずれもフルーティーでなめらかな仕上がり。
タブレットを一枚持ち帰ったので、味の感想は後ほど。
ローストされたカカオ豆もいくつかいただきました。
どちらもコロンビア・シエラネバダ産カカオですが、色がはっきり違いますね。
一度に入荷するカカオは決して均一ではないようです。
味も少し違った印象を受けますが、どちらも苦味は少なく爽やかな酸味があります。
そのままでも十分おいしいと感じられる上質なカカオです。
カフェスペースもある店内では、上質なコーヒーとともに季節に合わせたデザートを月変わりで提供されています。
自家製チョコレートを使った「フローズンチョコメレンゲ」
ふわっふわの食感とひんやり感が絶妙。しっかりカカオも香ります。
そして、今回購入したタブレット。
パッケージやタブレットの型はまだ完成しておらず、仮の状態とのこと。
使用するカカオはコロンビア・シエラネバダ産。
カカオ豆と砂糖(甜菜糖)のみで作る、カカオ70%のダークチョコレート。
内容量30gと小振りなサイズです。
まず感じるのはレーズンの香り。
レーズンのインパクトが強くて他の香りが見つかりにくいのですが、苦味も少なくフレッシュな酸味を感じます。
以前食べた、エミリーズチョコレート奥沢さんの「シエラネバダ 80%」に近い印象をうけます。
そして、こちらはコンチングを48時間も行ってるのが特徴。
そのため舌触りもよくとってもなめらか。
カカオバターを加えずにここまでなめらかに仕上がっているのはすごいですね。
余韻も長めです。
店内で試食したものは焙抄の違いだけでなく、製造日によっても印象は異なりました。
1ヶ月ほど寝かせると味が安定してくることも今まで感じたので、こちらでも製造から時間が経ったものは丸みを帯びた印象。
ただ出来立てのシャープな香りもまた味わい深く、同じカカオで作っても様々な楽しみ方があると実感できました。
夢二香房さんでは、まだ製造する量も少なくビーントゥバーはこれからという段階。
今年の秋頃から本格始動されるそうなので、今後どのように進化されるかも楽しみです。
名称 | チョコレート |
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原材料 | コロンビア産生カカオ豆、北海道産甜菜糖 |
内容量 | 30g |
製造者 | 珈琲処豆屋 夢二香房 |
価格 | 300円 |
Webサイト | http://yume2coffee.com |
店舗情報
所在地 | 〒631-0804 奈良市神功4丁目25番地1−103 |
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営業時間 | 10:00〜19:00 |
定休日 | 月曜日 |
TEL | 0742-72-2108 |
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