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皆さんはこちらのイベントに参加されましたか?

9月8日(日)、横浜赤レンガ倉庫にて開催された
「Tokyo Chocolate Salon 2013 ~Bean to Bar experience~ 」

「Bean To Bar」とは、カカオ豆(Bean)の状態から板チョコレート(Bar)になるまで全ての工程を行うこと。

まだまだ世間には浸透していない言葉ですが、その魅力を体験できる場としてイベントが開かれました。


まずは「テイスティングセッション」に参加。
tasting
席へ着くと、テイスティング用のチョコレートがずらり。


mame
チョコレートでスタートかと思いきや、トップはローストカカオ豆から。

チェックシートに書き込みながら、カカオの特徴を掴んでいきます。

”コロンビア産、アルワコ族のカカオ”
なんとマニアックな情報。
おそらくカカオハンター小方さんが手がけたカカオ豆でしょう。


殻を剥いてから食べます。

カリッと香ばしいカカオ豆。
苦味はあるのですが、それ以上にベリー系の香りや爽やかな酸味が印象的。
ロースト香も心地よかったです。
これだったら豆のままでパクパクいけそうです。


その後、コロンビア、グアテマラ、ハワイ、ウガンダ、ベネズエラ、ドミニカなど、
6種類のチョコレートをテイスティング。


(ここで食べたものは一部購入したので、後日レビューしていきます)


ちなみに、このテイスティングセッションは各50名×4回、計200名が参加しましたが、事前予約ですぐに埋まってしまうほど人気だったようです。



販売ブースでは、カカオ豆からチョコレートを作るお店が集結。

「アイランドメイド」
「エミリーズチョコレート奥沢」
「アディ チョコレート(立花商店)」
「Dari K」
「Chocoreko」
「PARKING COFFEE×CACAOWORKS」


製菓用のチョコレート(クーベルチュール)を仕入れて作るのが一般的なチョコレート業界の中で、”カカオ”そのものに注目し、カカオ豆の個性を引き出して作るショコラティエさん達。

Bean To Barは手間も時間もかかります。
当然チョコレートの値段は高めになりますので、単に値段を見ただけでは驚く方も多いでしょう。

madre
こちらはハワイ産カカオを中心としたチョコレートを扱っている「アイランドメイド」さん。
以前お取り寄せした「トリプルカカオ」がお気に入りだったので再び購入です。


また、ネットでよく購入しているエミリーズチョコレートさんも出店されていたので、初めて作り手の方にも会えました。
とても素敵なご夫婦でした♪


その他にも、気になるものを次々と手にしたら、結局すべてのお店でチョコレートを購入。
(会計はまとめて支払うシステムだったので、合計金額にちょっと焦る・・・(笑))



そして、カカオ豆からのチョコレート作り。「実演セッション」へ。

roast
こちらはカカオ豆を焙煎中。

実演で使用するのは、エミリーズさんの工房で使用されている機械のようです。



しばらくすると、カカオの香りが漂ってきました。
いい香りです。


もうしばらくすると、中からパチパチと音がしてきます。



焙煎後は参加者全員で殻を剥く作業を体験。
随所に参加する時間があるので、ただ見るだけでなく体でカカオを感じられる流れに。


ミル
次に手動式のミルで焙煎後の豆を挽きます。


クイジナート
次はミキサーに入れてペースト状に。


ここで砂糖を投入。



ペースト
混ぜ終えたチョコレートを、みんなでモールドに入れていきます。


メランジャー
また、このセッションで一番気になったのがこちらのメランジャー。

エミリーズさんで使用されている機械で、通常約30時間ほどチョコレートを練り上げるそうです。

今回のカカオ豆では使用しませんでしたが、
20数時間回したチョコレートを試食させてもらいました。

とってもなめらか。
そして新鮮な香り。

choco
チョコレートを練る動きについ見とれてしまいます。
ついでに、この機械のお値段を聞いてみると・・・・・意外と手頃?
正直欲しいって思いました(笑)



先程モールドに入れたチョコレートは一旦冷やし、
出来上がった後に持ち帰ることができました。


それがこちら。
チョコ
カカオ70%。原材料はカカオ豆と砂糖だけ。
1枚がすごく小さいけど、がわの付いた少し大きめのものをいただきました。


正直、期待以上の美味しさです。

カカオの香りがガツンと伝わってきますね。
会場でも感じたフレッシュなカカオの香り。あの日の記憶が甦ります。

パッションフルーツのような弾ける酸味。
焙煎による香ばしさなども、いかにも出来立て!って感じです。
断面

見ての通り粒子は粗く食感はジャリジャリしてますけど、
その不完全さを補うだけの味がありますね。


チョコレートを追求するものにとっては得るものも多く、充実したイベントでした。
2回目の開催にも期待!


最後までお読みいただきありがとうございます。
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