今回紹介するのは”マダガスカル産チョコレート”
1940

単一産地のタブレットの中でも”マダガスカル産のカカオ”は高品質なカカオとして知られ、多くのブランドが取り扱っています。

しかし、”マダガスカルで製造されたチョコレート”となるとその存在は僅か。


昨年に、読者の方から戴いた「CINAGRA/シナグラ」を紹介しました。
このシナグラは2006年に出来た新しい会社。

一方、今回紹介する「ROBERT/ロベール」は、1940年創業の歴史ある会社。
マダガスカル国内の多くの場所で販売されているらしく、マダガスカルを代表するチョコレートと言えるでしょう。

robert
何より注目すべきは、カカオ生産国でチョコレート製品まで一貫生産していること。

カカオの栽培からチョコレート製造に至るまで、すべての工程を自分たちで管理できる環境は、味をコントロールできることはもちろん、高品質のチョコレートを製造することを通してマダガスカルの人々の生活を支えるという、 雇用の創出へも繋がっています。

またロベールは、カカオ豆の品質に応じて生産者にプレミアムを支払う取組みをしており、不当にカカオ豆が買い叩かれないよう、生産者の生活が不安定にならないよう配慮しているとのこと。

つまり、”フェアトレード”が世界で議論されるようになるずっと前から、”公正”なチョコレート生産に取り組んでいるメーカーでもあります。

madagascal
まずは、一番シンプルな75%のダークチョコレートから。

カカオ豆をはじめ、すべての原材料がマダガスカル産です。

75%
フルーティーな香りに、爽やかな酸味。
マダガスカル産カカオは全体的に酸味が強いのが特徴ですが、こちらの酸味はやや控えめに感じます。

くちどけもまずまずのなめらかさ。
力強いカカオが香ると同時に、バニラの風味が広がるのも特徴。
マダガスカルはバニラの主要産地でもあるので、それを活かしているのでしょう。

カカオ75%の割には十分な甘味もあり、いい意味でのマイルドさや素朴さも感じます。


名称:チョコレート
原材料:カカオ、きび砂糖、大豆レシチン(遺伝子組み換えでない)、バニラビーンズ
内容量:85g
原産国:マダガスカル
輸入者:(有)アフリカンスクエアー
価格:630円(アフリカンスクエアー

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