lindt
このチョコレートをよくご存知の方は、相当なチョコレート通かと思います。

リンツ「ビタースイート・サーフィン/CHOCOLAT SUISSE NOIR SURFIN」

リンツの名作であるとともに、チョコレートの歴史を語る上でも欠かせないタブレットなのです。


登場したのは、今から130年以上も前の1879年

”1879年”といえば、チョコレート界に何があったかご存知でしょうか?
ピンときた方は間違いなくチョコレートマニアですね。

そうです。
チョコレート4大発明の一つ「コンチング」が生まれた年です。

「コンチング」とは、チョコレートペーストをなめらかに練り上げる工程。
リンツの創業者ロドルフ・リンツによって発明され、それまではザラザラとした食感だったチョコレートも、コンチングの登場により、余分な水分や匂いが取り除かれ、味が均一になりなめらかな舌触りが生まれました。


つまり、ロドルフ・リンツがコンチングを発明した時に生まれたのが、こちらの「ビタースイート サーフィン」
まさに、なめらかチョコレートの原点と言えますね。

そして、この商品のスゴいところは、
1879年の発売当時から、今も変わらない材料とパッケージで作られていること。
ここまで歴史を感じさせるチョコレートは他にはないでしょう。
bitter

そんな伝統的なチョコレートも、ここ数年店頭で見かけることがありませんでした。
過去(2006年)に一度紹介していますが、その後しばらくラインナップから外れていたようで・・・

しかし嬉しいことに、今年から再販されたようです。

swiss
カカオ分は49%

ビターチョコレートの王道とも言える味ですね。
特別派手さはなく落ち着いた風味ですが、適度な甘みとカカオが香る濃厚な味わいは現代のチョコレートとも共通するところです。
当然、くちどけがなめらかなのは言うまでもありません。


これを食べて思ったのは、
リンツの商品では、ダーク系でもカカオ含有率が控えめな商品がよくあります。
(先日紹介した「ココナッツダーク」を初めとするエクセレンスシリーズなど。)
ハイカカオほど刺激のない、優しいビター感が一つの特徴でもあり、
このあたりは、ビタースイートサーフィンの流れを汲んでいるのか、なんて思ったりもしました。

皆様もチョコレートの歴史に触れてみてはいかがでしょう。


名称:チョコレート
原材料:砂糖、カカオマス、ココアバター、植物レシチン、香料(原材料の一部に乳、大豆を含む)
内容量:100g
原産国:スイス
輸入者:六甲バター株式会社
価格:350円(スーパー)

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