porcelana
今日はドモーリの「ポルセラーナ」をご紹介。
希少なクリオロ種です。

ドモーリのチョコレートを食べるときに、ふと思い浮かぶ言葉があります。

”洗練を突き詰めると簡潔になる”
これはレオナルド・ダ・ヴィンチが発した言葉で、のちにスティーブ・ジョブズのデザイン哲学になる言葉です。
どこまでもシンプルを追求したアップル製品は、無駄がなく洗練されています。
同時に、どこにもない個性も持っています。

”カカオマス”と”砂糖”だけで作るドモーリのチョコレートにも同じものを感じるんです。
余計なものを削ぎ落すと、カカオ本来の風味が浮かび上がる。
そして無駄のない洗練されたチョコレートが生まれる。
単にシンプルという枠を超えて、物事の本質を示しているようにも思えます。

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ドモーリの契約農園”サンホセ農園”で育てたポルセラーナ。
カカオ分は70%です。

finechocolate
とってもまろやか。

繊細で複雑な香りながら、勢いよく香ります。
程よい酸味があり、パンやジャムを思わせる香りも感じます。



さて、先日言いました通り、ポルセラーナの食べ比べをしようと思います。
3
比較するのは、今回の「ドモーリ」と「プラリュ」「ヴァローナ」の3社。

食べ比べてみると、違いは歴然。
まあ当然ですね。

原材料を比較すると、
ドモーリ(カカオ70%):「カカオマス、きび砂糖」
プラリュ(カカオ75%):「カカオ豆、砂糖、カカオバター、乳化剤(レシチン:大豆由来)」
ヴァローナ(カカオ64%):「カカオ豆、ブラウンシュガー、カカオバター、バニラ、乳化剤(原材料の一部に大豆、乳を含む)」

それぞれカカオ分や含まれているものも違い、各社の方向性の違いが感じ取れます。

風味の特徴は各記事に書いた通りですが、
特に感じた違いは、
ヴァローナは、一番酸味が際立っているのと、バニラが含まれているためスパイシーさも感じます。
プラリュは、焙煎によるものでしょうか。焦げたような香りが強く、他よりも苦味を感じます。もちろん上品なレベルです。
ドモーリは、一番まろやかであり、カカオの風味が一番スムーズに伝わってきます。
最も研ぎ澄まされた印象を受けます。

あくまで個人的意見で、好みの問題もありますが、ドモーリの完成度の高さはやはり無視できないところです。


名称:チョコレート
原材料:カカオマス、きび砂糖
内容量:25g
価格:525円

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