cacaochoco
チョコレート通の方。
こちらの書籍はご存知でしょうか?

「カカオとチョコレートのサイエンス・ロマン」
(佐藤清隆、古谷野哲生 著)
先月発売になったばかりの新刊です。

まずは目次をご覧ください。

序章:お菓子の王様
1:チョコレートの故郷の風景
2:カカオ豆の発芽
3:カカオの花の受粉とポッドの生育
4:カカオ豆の発酵と乾燥ーチョコレートは発酵食品
5:カカオ豆の焙炒と香りの誕生
6:メソアメリカの人々がカカオを飲む
7:ヨーロッパ人がカカオと遭遇
8:メソアメリカから世界へ
9:カカオがヨーロッパで華麗に変身
10:「飲むココア」と「食べるチョコレート」の誕生
11:現代のチョコレートの完成
12:チョコレートの未来


注目したいのは、「カカオ」に重点を置いているところ。
タイトルの頭にカカオがきていることからもそれは伝わります。
今まで「チョコレート」に関する本はたくさんありましたが、「カカオ」について詳しく書かれている本はほとんどありません。

中でも、”カカオの花の受粉”について語るチョコレート本は他にはないでしょう。
ちなみに、購入した本屋では「農業」の棚に置いてありました。
それも納得の内容です。

全230ページで、価格が1890円と、購入時は高い印象を受けたのですが、
いざ読んでみると、その内容は予想以上に深いです。
他には載っていない情報ばかりで、各テーマについてとことん掘り下げています。
個人的にはカカオ豆の発酵に関する記事が興味深かったです。

チョコレートというより、カカオが好き。
カカオについてもっと知りたいという方におススメしたい本です。


〜P.S.〜
序章で、世界のチョコレート消費量についても触れてあり、少し気になったところがあったのでご紹介します。

チョコレートにおける国民一人当たりの年間消費量。
最新の情報では、ルーマニアが世界一になったようです。

一人当たりの消費量といえばスイスが世界一としてよく知られており、数年前からはドイツが1位でした。
日本チョコレート・ココア協会によるデータ(2009年)を確認してみると、ルーマニアの国民一人当たりの年間消費量は、なんと15.4kg
2位のドイツが11.3kgであることを考えると信じられない数字です。

これを一日に換算してみると、約42g
平均でこれですから、多い人はどのくらい食べているのでしょう・・・
ちなみに、日本での一人当たりの年間消費量は、2.1kg
一日に換算すると6g弱
これは少ないですよね。

気温の高い夏場のチョコ離れは仕方ないにしても、
日本人はもっとチョコレートを食べるべきだと思います!

ブログを通して少しでも日本人のチョコレート消費量を上げていきたい。
・・・なんて思ったりしました^^;


それはさておき、

「カカオとチョコレートのサイエンス・ロマン」
カカオ、チョコレートについて深く勉強したい方はぜひご購読ください。

ランキングに参加中!
いつも応援ありがとうございます。
人気ブログランキングへ

皆様のクリックがとても励みになります。