サロン・デュ・ショコラのオブジェの中でも一際目を引いたのがこちら。
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ナオミ ミズノ×洋菓子マウンテンブースに展示されていた華やかな扇子。

公式サイトやパンフレットの表紙になっているこちらの扇子は水野直己氏による作品。
昨年の表紙になっていたチョコレートの仮面も水野さんの作品でしたね。
もはやサロン・デュ・ショコラの顔ともいえる存在でしょう。

会場でも独特のオーラを放っていた水野氏。
ショコラティエというより芸術家のようでもありますね。

そんなわけで、サロン・デュ・ショコラのチョコレート。一発目は
ナオミ ミズノ×洋菓子マウンテンの新作から。
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水野さんは、2007年にパリのサロン・デュ・ショコラ会場で行われた世界大会「ワールドチョコレートマスターズ2007」で総合優勝を成し遂げた実力派。
現在は京都府福知山市の実家「洋菓子マウンテン」で仕事をされてます。

そんな水野さんが提案する新作は、
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なんともユニーク。
ボンボンショコラをアイスキャンデーのようにデザインした「スティック」

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微笑ましい風貌ながら、どこかアートを感じさせるセンスはさすが水野さん。
味はご覧の6種類です。

今回、サロン・デュ・ショコラのテーマは「JAPON(日本)」
分かりやすい和素材を使うのではなく、日本人が共感できるどこか懐かしい形。
それがこのスティックなんでしょうね。

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棒の部分をもって食べる姿は、誰が食べても愉快に見えそう。

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しかし口に入れたとき、ポップな見た目と本格的な味のギャップに驚きます。

舌にスーッと馴染む自然さと、そこからの繊細で奥行きのある味わい。
相当美味しいですこれは。

味のバリエーションも豊か。
 爽やかで清涼感のある「青リンゴ」
 香りのバランスが絶妙な「ジャスミン」
 ミルキーで甘酸っぱい「イチゴ」
 心を和ませる深い香りの「エスプレッソ」
 クリーミーでまろやかな「レ・ナチュール」

そして、完全に私のツボだったのは、ビターショコラの「ナチュール」

クーベルチュールがパリッと割れ、そこから溢れ出るカカオの香り。
これがたまらなく心地いいんです。
なめらかなガナッシュは繊細で優しく、香りの余韻も長い。
チョコレートの魅力が凝縮された珠玉の1本です。

チョコレートの“美味しさ”だけでなく、“楽しさ”も表現されているのが素晴らしい。
こういうチョコをプレゼントされると嬉しいですね。


ナオミ ミズノ×洋菓子マウンテンは京都のサロン・デュ・ショコラにも出展されます。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
福知山の本店も気になる存在です。


内容量:6本
価格:2310円