“スイーツ界のピカソ”と称されるピエール・エルメ氏
世界のスイーツ界をリードするフランスのカリスマパティシエです。
エルメといえばマカロンの評判がよく、
今年はおもしろい新作マスクショコラも登場しました。
どれを買うか迷いましたが、定番のボンボンショコラをセレクト。
『マカッサル』
有塩バターカラメル入りソフトガナッシュ、ブラックチョコレートコーティング
これは・・・
衝撃的な美味しさ！
一口目からやや興奮気味です。
コーティングは薄めで、ガナッシュの舌触りはものすごく繊細。
バターの香りが強く、香ばしいカラメルの香りも。
バターに塩が効いてるため、ガナッシュの甘みが引き締まってます。
あまりの美味しさにゾクっときました。
『ショック・ショコラ』
ビターチョコレートガナッシュの上に砕いたカカオ豆入りヌガティーヌ、
ブラックチョコレートコーティング
ガナッシュの繊細さからヌガティーヌ、カカオ豆のしっかりした歯ごたえと
食感の変化が楽しめる一粒。
カカオの風味が濃厚で、砕いたカカオ豆の存在も独特の味わいです。
『バルタザー』
カラメリゼしたシナモン入りミルクチョコレートガナッシュ、ミルクチョコレートコーティング
シナモンの香りが印象的。
その香りもしつこさはなく、まろやかなミルクガナッシュに溶け込んでいきます。
個性が光る一粒。
『クロエ』
フランボワーズ入りチョコレートガナッシュ、ブラックチョコレートコーティング
しっかりした酸味の新鮮なフランボワーズ風味。
目が覚めるような瑞々しさです。
爽やかさが際立ちますが、最後は深みのあるカカオがまとめてくれる大人のショコラ。
『ルー』
生しょうが入りミルクチョコレートガナッシュとジンジャーコンフィ、
ブラックチョコレートコーティング
一口食べると口の中いっぱいにしょうがの香りが。
ジンジャーコンフィを噛むと、甘さと辛さがあふれてきます。
独特の味ですが、後味は意外にもあっさり。
薄めながらコーティングのブラックチョコがしょうがの香りをうまく整えてくれます。
『モガドール』
パッションフルーツのガナッシュ、ミルクチョコレートコーティング
こちらもとっても爽やか。
パッションフルーツの甘酸っぱさがダイレクトに伝わってきます。
刺激的な香りから、ミルクチョコのまったりとした味わいへの変化がおもしろく、
洗練された技術を感じさせる絶妙のバランス。
間違いなくカリスマです。
個性の強い素材を活かしながらも、最後はチョコレートの魅力を感じさせてくれるのが素晴らしいです。
もうすぐホワイトデーですが、舌の肥えた女性にプレゼントしたら喜ばれるでしょう。
６粒 ・ ２１００円（阪急メンズ館）
何度食べても感動します。
それにしても、今年のパッケージはどれも目の痛いこと。