”カカオから本格手作りチョコ教室” 前回の続きです。
すり鉢でカカオ豆をすりつぶし、ある程度ペースト状になってきました。
ここで文明の利器フードプロセッサーの登場です。
時間の関係などもあり、手作りキットとは少し違った方法になりますが、フードプロセッサーを使いさらにカカオの粒子を細かくします。
各班で作ったものを一台のフードプロセッサーに投入し混ぜていきます。
非常に混ぜにくい物質であるため、機械を使っても一苦労。
容器の外側にくっつくのを何度か取り除きながら続けます。
フードプロセッサーを回している間に、本編とは離れて少し寄り道。
焙煎した後に残しておいたカカオ豆の皮をここで使用します。
フライパンにお湯を入れて温め、沸騰してきたら皮を入れます。
しばらく置いて、香りが漂ってきたら火を止め、皮を取り除きます。
カカオティーの出来上がりです。
味が気になる方は、Dari K本店へ行って飲んでみましょう。
【5】砂糖を入れる
本編へ戻りますが、ここで数学の時間です。
多数の参加者の意見をまとめて、カカオ分55%のチョコレートにすることになりました。
原材料は”カカオマスと砂糖”のみ。
みんなですり潰したカカオマスは540gあります。
では、砂糖は何g入れればよいでしょう?
生徒の意見を交えつつ、吉野講師がホワイトボードに計算式を書いていきます。
この画が違和感なさすぎて、まるで学校で授業を受けている空気に。
こんな感じだったかな??
このように導き出された答えをもとに、砂糖を投入し再びフードプロセッサーを回します。
ここでも一旦一休み。
別テーブルにてアシスタントが作ってくれていた、ホットチョコレートの提供。
原材料は、”カカオマス、砂糖、牛乳”のみです。
かなりとろみが強く、少し置いたら固まってしまうくらいギリギリのドリンクです。
あたたかくて、体に染みわたる美味しさ。
本題を差し置いて、ここでこの完成度のチョコレートをいただいて大丈夫でしょうか。
【6】型に入れて冷やす
再び本編へ戻ります。
フードプロセッサーで混ぜ続けたチョコレートを取り出し各テーブルへ。
手作りキットに入ってあるモールドにチョコレートを入れます。
完全な液状ではないので、流し込むよいうよりはスプーンで詰めていく感覚。
そしてチョコレートを詰めたモールドを冷やします。
ワークショップは時間が限られているので冷凍庫で瞬間冷却。
【7】完成〜実食
モールドから外して出来上がり!
艶々でキレイな仕上がりです。
実はコレ私のではなく、器用に型入れされていたチームメイトのを拝借しました。笑
不器用な私はこの辺りのセンスがありません。。。
表面はなめらかに見えますが、内側は粒子が粗く、砂糖とカカオのジャリジャリした食感が特徴です。
カカオ55%なのでしっかりと甘みを感じるレベル。かつ、カカオ55%とは思えないカカオの力強さ。
通常なめらかさを出すためのカカオバターも加えていませんし、なにより出来立てのフレッシュな香りを存分に堪能することができました。
普段、クーベルチュールからのチョコレート作りをやっている方。作ったことないけど純粋にチョコレートが好きという方。
一度カカオ豆から作ってみると、チョコレートの仕組みが理解できたり新しい発見があったり。チョコレートを違った視点から見ることができるでしょう。
手作りキットはお取り寄せも可能なので、ぜひ自宅でやってみてください。
名称 | チョコレート |
---|---|
原材料 | カカオマス、砂糖 |
カカオ原産国 | インドネシア スラウェシ島 |
カカオ分 | 55% |
受講料 | 2000円 |
Webサイト | チョコレート展:http://chocolate-osaka.com Dari K:http://www.dari-k.com |
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