2014年11月

ハイクラウン 8種BOX (森永)

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森永製菓の期間限定店舗
「Hi-CROWN 2 Tsubo Shop/ハイ・クラウン2坪ショップ」

2014年10月27日〜12月7日、JR東京駅GRANSTA(グランスタ)B1Fにオープしています。

まず、”2坪”とのワードが気になったのですが、
1899年、森永製菓創業当時の工場が2坪だったそうです。
原点回帰の意味もあるのでしょう。それにちなんで期間限定ショップの販売スペースも2坪に。

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商品ラインナップはもちろんハイクラウンで固められています。(一部他のチョコレートもあり)

ん?ハイクラウン?と思った方もいるでしょう。
若い世代には馴染みがないかもしれません。

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「ハイクラウン」は、1964年に誕生したチョコレート。
50円が主流の中、70円という前例のない価格で販売されるも、高い品質や外国たばこを彷彿とさせるボックスタイプのパッケージが受け人気商品に。

私は世代的にそれほど思い入れはないですが、子供の頃にたまにもらって食べてたこともあり、ちょっと大人な気分になれるというか、そんなことを考えていた記憶はあります。

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2坪のショップには、森永を代表する歴代チョコレートの展示も。


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こちらは有田・伊万里焼 特別パッケージのハイクラウン。

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お値段なんと、354,240円(税込)!

もちろん焼き物がメインになりますが、森永の歴史にちなんだ商品ではあります。


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誕生から50年経った今、当時のレシピをもとにしながら、現代の技術を駆使して進化させた新生ハイクラウン。
全8種類のラインナップです。

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光の当たり方でキラキラ輝くパッケージ。

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この開け方。ちょっと懐かしく感じます。

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スティックタイプのチョコレートは、3ブロックで食べやすいサイズ。

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「クラシックミルク」

やはり定番は外せません。

ミルク感が強く自然ななめらかさ。
植物油脂は使用していません。
どこまでもシンプルな味ですが、昔ながらのどこかホッとする味わい。

より”くちどけ”に特化した「とろけるミルク」もあります。

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「ピスタチオガナッシュ」

クラシックミルクとは対照的に、現代的な要素を含んだフレーバー。
製法においても森永の最先端の技術を使っているそうです。

センターのガナッシュはピスタチオ風味が濃く、森永さんのイメージにはない新鮮な印象。
なめらかにとろけるガナッシュと、ミルクチョコレートの相性もいいです。

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「薫る宇治抹茶」

8種類の中では唯一二層構造のチョコレート。
濃い抹茶風味が前面に。渋味を感じる和のテイストです。
口の中でゆっくり溶かして味わうと、セミビターなチョコレートと調和してきます。


新生ハイクラウンが買えるのは12月7日(日)までです。
東京駅にあるので、地方の方も出張の際などに立ち寄ってみてはいかがでしょう。


名称チョコレート
原材料<クラシックミルク>砂糖、全粉乳、ココアバター、カカオマス、乳糖、乳化剤(大豆由来)、香料
※その他7種
内容量18g×6本、17g×2本
価格1620円(ハイクラウン2Tsubo Shop)
Webサイトhttp://www.morinaga.co.jp/special_campaign/141027.html


ショップ情報
【Hi-CROWN 2 Tsubo Shop】
■所在地
東京駅構内 グランスタ B1

■営業期間
2014年10月27日(月)〜12月7日(日)
月〜土 8:00〜22:00
日・祭日 8:00〜21:00
TEL:03-6259-8512

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ボリビア産オーガニック 84% (エミリーズチョコレート奥沢)

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先日訪れた、東京チョコレートサロン2014で購入してきたチョコレート。

「Emily’s Chocolate OKUSAWA/エミリーズチョコレート奥沢」さん。


エミリーズさんのチョコレートを初めて食べたのは3年ほど前
当時は”Bean to Bar”という言葉もほとんど知られておらず、日本でカカオ豆からタブレットを作っているお店は他になかったように思います。

大手にはできない、少量生産だからこそできるカカオ豆の地域性や個性により特化したエミリーズさんのチョコレート。
アメリカのマストブラザーズをはじめとするビーントゥバーの流れをいち早く日本で実践されたお店でもあります。

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エミリーズさんと言えばパッケージも個性的。

紐が丁寧に巻いてあり、じっくりほどいて開封します。
・・じらしてくれます。笑


「ボリビア産オーガニック 84%」
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今回購入したのは、今までになかった新しい試みで生まれた一枚。
少し質感が違うのが分かるでしょうか。

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表面がざらざらしてますね。

カカオをメランジャーで練り上げる際に、きび糖を混ぜるタイミングを遅らせて、あえて粒子を粗いまま残してあります。
使用するカカオは、ボリビア産のオーガニックカカオで、品種はクリオロとトリニタリオの混合種です。


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見た目通りざらつきを感じる舌触り。

序盤はナッツの香ばしさやロースト感、コーヒーの芳醇さなどを感じる濃厚な印象です。
カカオ84%だけあって苦味もしっかりありますが、噛んで味わうと、ジャリっときび糖が弾け甘みが広がります。

中盤からはほのかな酸味、赤い果実を思わせるフルーティーな香りもあって、噛むごとに広がる甘みと香りがとても新鮮です。


オンラインショップでは様々な産地、品種のカカオを使用したタブレットが不定期で更新されてます。
独自のルートでカカオを仕入れていらっしゃるのでユニークなラインナップですし、また同じカカオでも、ロットによって違った味わいを感じられるなど、いつも新鮮な気持ちでいただけるのも魅力です。


名称チョコレート
原材料カカオ豆、カカオバター、きび糖(沖縄・鹿児島産)
内容量75g
価格1260円
Webサイト
お取り寄せ可
http://www.emilys-chocolate.com/


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東京チョコレートサロン 2014

今年も参加してきました。
「東京チョコレートサロン 2014/Tokyo Chocolate Salon ~Bean to Bar Experience 2014~」

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ここ最近、カカオ豆からチョコレートを作る"Bean to Bar"というワードが少しずつ知られてきたように思います。
少なからず、昨年行なわれたこのイベントの影響も大きいでしょう。
関連記事:東京チョコレートサロン 2013


"カカオ"にスポットをあてたこちらのイベント。
参加する人によって感じ方は様々だと思いますが、”カカオがあってこそのチョコレート”という基本でありながら深い部分を楽しく体験できる場だと思います。


今年はスケールアップし、11/1(土)、11/2(日)の2日間に渡り、横浜の赤レンガ倉庫にて行われました。

カカオ豆から作るチョコレートワークショップをはじめ、テイスティングセミナー、カカオにまつわるトークセミナーカフェブース、チョコレート作りに使用される機械の展示など。
参加者が体験できるものが増えより濃密なものに。

中でも感動したのは、
実物のカカオポッド(ベトナム産)を大量に輸入し、それを解体して中のパルプ(カカオの実)を食べられるという体験コーナー。
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こちらがポッドから取り出したパルプ

国内でフレッシュなパルプを食べられる機会はほぼないでしょう。
そんな中、おそらく何百人もの方がこの日パルプを初体験したと思います。
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ライチを思わせるフルーティな味わいはチョコレートとはまた違った魅力がありとても美味しいです。


販売コーナーでは、出展者も増え、カカオにこだわったチョコレートで溢れていました。
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購入したものは少しずつ紹介していきます。


会場ではチョコレート作りのワークショップがたくさん行われました。
「本当のガーナチョコレートを作るプロジェクト」、「カカオラボ」、「バニラビーンズ」さん達が数回に渡ってワークショップを行い、私はバニラビーンズさん主催のワークショップに参加。

これが本当に素晴らしい内容で、とにかくみなさんにオススメしたいです。

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なんとも贅沢。各班ごとに置かれたメランジャー。(1班4人)

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そこに原料を入れ、練り上げて、型入れ、トッピング、パッケージングまで。
ワークショップの時間の関係もあるので、あらかじめ微細化されたカカオを使ったりはしますが、チョコレート作りの流れを分かりやすく体験できます。
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仕事を終えたメランジャーの石臼達。


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完成品は赤レンガ仕様の特別パッケージ。
このイベントのために用意されたものです。

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それだけでなく、ワークショップ中盤には、カカオの話を交えながら7種類のチョコレートのテイスティングが付き、最後には素敵なお土産まで。

バニラビーンズさんでは横浜の店舗でもワークショップを開催されてるようなので、ご興味ある方はぜひ参加してみてください。


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会場にはチョコレート作りに使用する機械の展示など、普段目にすることの少ないものが多数ありましたので載せておきます。

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メタテマノ
古代アステカ帝国で使われた、カカオ豆を加工する最古の道具です。


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私は二日目のみの参加で、ワークショップの他、トークセミナーやテイスティングセミナーにも参加させていただいたので一日はあっという間でした。
すべてを書くとキリがありませんが、まだまだ見たかったところも多く、二日間通しで参加したかったと思ったくらいです。

何より、会場でずっと感じていたのは、カカオ/チョコレートを愛する方々の情熱。
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実際にカカオ生産地で活動されている方や、カカオと向き合ってチョコレートを作る方、販売を通してカカオの魅力を伝える方、イベントをサポートする方々。
この日を通して、私ももっとカカオについて知りたくなりました。

華やかなイメージもあるチョコレートの世界においては、Bean to Barのチョコレートは地味に映るかもしれません。
ただ、チョコレートにとって一番大切なものがここにあると思いますし、その部分をじっくり体感できる場としてもこういったイベントは必要だと思います。

普段食べているチョコレートがどのようにできるか、カカオ生産国の現状や農園の様子などを知ると、今まで以上にチョコレートを美味しくいただける気がします。
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この日初めてお会いした方も多く、嬉しい出会いや久しぶりの再会もありました。
様々な立場でチョコレートに関わる方と交流できるのもこのイベントの醍醐味。
会場でお話させていただいた皆様、楽しい時間をありがとうございました。

また来年の開催も楽しみにしています。


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