2014年09月

テイスティング会〜 フリスホルム 3種食べ比べ

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今日は、チョコレートソムリエ かなさん主催のテイスティング会に参加してきました。

内容は「味覚のエクササイズ」「タブレットのテイスティング」
詳しくは参加者のみ体験できるものなのでここでは触れませんが、チョコレート初心者の方からマニアの方まで得られるものがある内容だと思います。
ご興味ある方はぜひイベントに参加してみてください。
チョコレートの深い世界を”分かりやすく、楽しく”教えてくださいます。
  
  Tomoe Saveur(トモエサヴール)http://t-sav.com
  こちらのサイトやブログ等でイベント情報などを更新されてます。


テイスティング会では、写真に載っている8種類以外にも多数のチョコレートを試食させていただき、途中からは味覚が混乱状態。。笑
そんな状態でいただくのはもったいないので、写真の7番8番は持って帰りました。


さて、時間をおいて自宅にてテイスティングの続きです。


「FRIIS HOLM/フリスホルム」デンマーク発のBean to Bar。
ニカラグアのカカオ農家と直接取引をし、上質なチョコレートを作るブランドです。

今年のバレンタインに開催されたタブレットチョコレートミュージアムにて購入していたフリスホルムのチョコレートが一枚残っていたので、そちらも含めた3種を食べ比べてみます。

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「NICALISO 70%」「JOHE 70%」「DARK MILK 55%」
の3種類。
テイスティング会で出された2枚は日本未発売です。
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まず、同じ70%でも色が大きく違うのが分かりますね。
これでも、どちらもニカラグア産のカカオを使用しています。

色の濃い「NICALISO/二カリソ」は、ナッツの香りが強いです。
アーモンドやヘーゼルナッツを思わせる香りがとってもナチュラル。
70%のわりに甘味が強く、苦味や酸味の存在をほぼ感じないほどのスイートな仕上がりです。
粒子はやや粗めでしょうか。少し舌にざらつきを感じます。

ライトな色調の「JOHE /ヨへ」
色あいの違いとは裏腹に、重厚感のある味わい。
二カリソと比べて、苦味もしっかりあり、後半でわずかな渋味も感じます。

赤ワインのような華やかさを感じますが、フルーツ感はさほどなく、ナッツの香りが二カリソと共通する部分でしょうか。

「DARK MILK /ダークミルク」

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こちらはミルクチョコレートなので全くタイプは違いますが、個性強いです。
まるでチーズのようなコクがあり、後味までしっかりと苦味を感じます。

ややクセを感じる部分もありますがカカオ感も強く、ミルクチョコレートならではのマイルドさを持ち合わせている珍しいタイプのチョコレートです。

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本日のテイスティング会では新しい発見も多く、バイタリティ溢れる方々もいらっしゃっていたのでいい刺激になりました。

またカカオプリエトをはじめ、以前から気になっていたブランドを多数試食できたのも大きな収穫です。
貴重な体験をありがとうございました!


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ザ・チョコレート (明治)

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明治の新作「The Chocolate/ザ・チョコレート」

カカオポッドで埋め尽くされたパッケージに、ストレートなタイトル。
普段と違うタイプのチョコレートなのが伝わってきますね。

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パッケージには”Bean to Bar”(ビーントゥバー)マーク。
簡単に言うと、カカオ豆の状態からチョコレートになるまで、すべての工程を行うチョコレートのこと。
一般的には、小規模ながら高品質なチョコレートを生み出すブランドによく使われる言葉なので、大手の明治さんがこのワードを持ってきたのはちょっと意外でした。

今回、様々な工程でこだわり抜いたチョコレートが2種登場。
カカオ豆の違い、ロースト加減の違いなど、Bean to Barには欠かせない要素を楽しめる内容です。


「香るカカオ」
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ブラジル トメアスー産カカオ豆を使用。
明治商品ではすでにお馴染みのカカオですね。
参考記事:アグロフォレストリーチョコレート
     ハレル
     オリジナルカカオ 森をつくるカカオ (100%ChocolateCafe.)

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フルーツ感たっぷり。

口に入れる前から香りは強く、くちどけとともに、スッキリした酸味とフルーティーな香りがぐんぐん広がります。
ローストは浅めにしてあるようで、豆が持つ酸味がストレートに感じられます。

カカオがしっかり香る点では、高価格帯のザ・プレミアムシングルシリーズに通じるものがあります。



「こく苦カカオ」
ベネズエラ産カカオを中心に使用。
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タイトルから受けるイメージ通りの味ですね。

まず感じるのはローストの強さ。
深煎りでローストしてあるようですが、特に浅煎りの「香るカカオ」を食べた後では顕著にそれが現れます。
香ばしいナッツの香りが強く、適度な苦味が心地よいチョコレートです。


カカオ含有率の表記はなく、どちらもそれほどハイカカオではないため、普段ミルク系を好んで食べている方達にも受け入れやすいダークチョコレートだと思います。
カカオの違いを分かりやすく実感できるでしょう。


ご興味ある方は、ザ・チョコレート特設サイトもチェックしてみましょう。
”大人のチョコレート診断”があるのですが、私がやってみた結果は・・
好みと違う方でした。笑


名称チョコレート
原材料「香るカカオ」:カカオマス、砂糖、ココアバター、乳化剤、香料、(原材料の一部に乳成分、大豆を含む)
「こく苦カカオ」:カカオマス、砂糖、ココアバター、乳化剤、(原材料の一部に乳成分、大豆を含む)
内容量52g(7本)
エネルギー香るカカオ:298kcal
こく苦カカオ:299kcal
価格192円(スーパー)
Webサイトhttp://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/the-chocolate/


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ショコラマダガスカル ファインホワイトチョコレート 34% ブルボンバニラ入 (ロベール)

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マダガスカル国内にて、カカオの生産からチョコレートの製造まで一貫して行われているショコラマダガスカルのチョコレート。

最後に紹介するのは”ホワイトチョコレート”です。
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まず目に付くのは色の濃さ
はっきりとしたクリーム色です。

さらに、黒い点々が見えますね。

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黒い粒はバニラビーンズ。
マダガスカル産のブルボンバニラです。

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なかなかの個性派。
まるでチーズのようです。

ホワイトチョコレートとしては珍しくスモーク香のような?ややクセを感じる風味。
粘度も高めでねっとりした舌触りも特徴です。

マダガスカル産の原料にこだわっているとのことで、ややクセを感じるのはここに使用されるミルクによるものでしょうか。
カカオ生産国で作られるチョコレートに、ダーク以外で目立った商品がないのは、カカオ以外の素材の質によるところが大きいかなと感じることがあります。


チーズ感のあるホワイトチョコレートと言えば、ベルナシオンの「イヴォワール」を思い出しました。
風味は全く違いますが、どちらも一般的なホワイトチョコレートにはない濃厚さ、独特の持ち味があります。


名称チョコレート
原材料きび砂糖、カカオバター、全粉乳、大豆レシチン(遺伝子組み換えでない)、バニラビーンズ
内容量85g
原産国マダガスカル
輸入者(有)アフリカンスクエアー
価格864円
お取り寄せ先SOOOOOS/スース
http://sooooos.com


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ショコラマダガスカル ファインダークチョコレート 100% (ロベール)

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前回に続き、ショコラマダガスカルのタブレット。

2枚目は100%カカオです。

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マダガスカル産カカオは赤みがかったものが多いためか、チョコレートの色も明るいものが多いですね。
ごく一般的なフォラステロ種のカカオを使用したものだとチョコレートの色はもっと黒いです。特に100%ともなるとほぼ真っ黒でしょう。

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70%と比較するとやはり濃いですが、それでも100%とは思えない明るい色合いです。

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ずいぶんマイルドです。
味、食感ともに、とても100%とは思えない柔軟な印象を受けます。

不思議に思い原材料を確認すると、
”カカオ豆、カカオバター、大豆レシチン”の表記。

カカオバターはカカオ分に含まれるので100%のチョコレートではあることですが、レシチンが使用されてる時点で100%ではない気もします。
実際、パッケージ裏には99%の文字も見られます。


酸味が際立っており、わずかな渋味も感じますが、
甘みが十分感じられるのと、程よいまろやかさがあるのが印象的。
100%はガツンとストレートにカカオが伝わるものが多いので、こちらはある意味捉えにくくもあります。

以前、マダガスカル産カカオ100%のタブレットTSAR 100%(CINAGRA)を食べたとき、酸味、収斂味が強烈で、良くも悪くも記憶に残っています。
こちらは本当にマイルド。
カカオの質がいいのもあるでしょうが、カカオ分におけるカカオバターの割合も気になりますね。


名称チョコレート
原材料カカオ豆、カカオバター、大豆レシチン(遺伝子組み換えでない)
内容量85g
原産国マダガスカル
輸入者(有)アフリカンスクエアー
価格864円
お取り寄せ先SOOOOOS/スース
http://sooooos.com


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ショコラマダガスカル ファインダークチョコレート 70% (ロベール)

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今日はマダガスカル産のチョコレートです。

「ショコラマダガスカル」は、マダガスカルを代表するチョコレート会社「ロベール社」が手掛けるシリーズ。

”Finest,Freshest,Fairest”をコンセプトに、カカオの生産からチョコレートの製造まで、すべてマダガスカル国内で行われています。
(ロベールに関しては過去の記事で紹介してますので、そちらを参照してください)
関連記事:マダガスカル ロベールチョコレート75

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まずはカカオ分70%のダークチョコレート。

カカオはマダガスカル北部のサンビラーノ地区にある、自然そのままの熱帯林で採れたものを使用しています。


今回のショコラマダガスカルは、以前食べたロベールチョコレートとは少しタイプが異なるようで、原材料を比較すると、
ロベールチョコレートは”カカオ、きび砂糖、大豆レシチン、バニラビーンズ”
ショコラマダガスカルは”カカオ豆、きび砂糖、カカオバター、大豆レシチン”

バニラビーンズを使用しないが、カカオバターを加えている様子。
商品ラインナップのカカオ含有率も違います。

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果実感たっぷり。爽やかな味わいです。

とけるほどに爽やかさが増し、マダガスカル産カカオらしいスッキリ感も広がりますが、とてもまろやかな酸味。
ラズベリーを思わせる風味に加えナッツの香りもあり、全体的に丸みがあって落ち着きを感じます。
くちどけもなめらかです。

次回はカカオ100%を食べてみます。


名称チョコレート
原材料カカオ豆、きび砂糖、カカオバター、大豆レシチン(遺伝子組み換えでない)
内容量85g
原産国マダガスカル
輸入者(有)アフリカンスクエアー
価格810円
お取り寄せ先SOOOOOS/スース
http://sooooos.com


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