今日は、ちょっとタイプの違うチョコレートをご紹介。
フランス・VALRHONA/ヴァローナ社のチョコレート
「P125 クール・ド・グアナラ」。
パッケージを見ても分かる通り製菓用のチョコレートです。
P125 クール・ド・グアナラは2009年に発売になった商品なので、製菓業界の方はご存知の方も多いでしょう。
通常パッケージの1kgは個人では多すぎるので、cuoca/クオカが販売している200gの少量パッケージを買ってみました。
さて、”P125”というタイトル。
これは「カカオ125%」にも値する味わいと香りを実現したという意味。
どういうこと?って思いますよね。
まず、カカオの成分を見てみると、
約54%が油脂分(カカオバター)、約46%が固形分で出来ています。
ここで半分以上を占める油脂分は無味・無臭・無色。
つまり、カカオの「味・香り・色」は約46%の固形分から生まれます。
そこで、ヴァローナ社は、油脂分と固形分の比率を逆転させる方法を生み出します。
油脂分を減らす方法で、「油脂分:固形分=34%:46%」の構造に。
100%換算で「油脂分:固形分=42.5%:57.5%」。
つまり、
カカオの風味に影響する固形部分が、標準カカオマスに比べ25%増!
だから125%ということなのです。
中身はフェーブ状のチョコレートが200g。
カカオ分は正確には80%。
”カカオ豆80%、砂糖19.2%、バニラエッセンス0.1%、乳化剤(大豆由来)0.7%”です。
当然カカオバターは加えていません。
通常のチョコレートはカカオマス(中の約54%がカカオバター)に加え、抽出したカカオバターを足してなめらかさを出しています。
相当なカカオ感が期待できますね。
1粒のサイズは35×20×5mm。3g。
結構大きいです。
最も溶けにくい中心部分に窪みをつけて薄くし、均一に溶けやすくなっています。
さすがに濃いですね。
野性的でダイナミック。カカオの存在感がすごいです。
濃厚だけど決して苦過ぎることはなく、程よい酸味や甘みもあるので食べやすいです。
カカオはそれほど個性的な風味ではなく、いい意味で収まりのよい風味。
くちどけも違和感のないなめらかさ。
ラストがやや重くねっとりする感じでしょうか。
私はマニアなのでそのままいただきますが、本来は製菓用として本領を発揮するチョコレート。
焼菓子やクリーム、アイスクリームにするのが特におすすめだそうです。
チョコレートの味をもっと濃くしたい時にはもってこいでしょう。
名称 | チョコレート |
---|---|
原材料 | カカオ豆、砂糖、バニラエッセンス、乳化剤(大豆由来) |
内容量 | 200g |
原産国 | フランス |
販売者 | 株式会社クオカプランニング |
価格 | 1365円 |
お取り寄せ可 | cuoca/クオカ http://www.cuoca.com |
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