2013年02月

ピュアミルクチョコレート (ダイエー)

ピュアミルクチョコレート
先月発売になった”ダイエーオリジナルチョコレート”

ダイエーの開発商品「おいしくたべたい!」シリーズから、純チョコレート「ピュアミルクチョコレート」が登場しました。

純チョコレートとは、公正取引委員会の認定を受けた「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」で定められた条件をクリアしたもの。
具体的には、”カカオ成分としてカカオマスおよびココアバターのみを使用していること”、”脂肪分はココアバターと乳脂肪のみ”、などが条件。

つまり、原材料にこだわって作られていることを示します。
コンビニ・スーパーで売られている一般的なチョコレートは原材料に”植物油脂”を使用している場合が多く、純チョコレートと呼ばれるものはほとんどありません。

代表的なものでは、唯一「明治 ミルクチョコレート」が純チョコレートです。

ダイエー
カカオ分は47%
このタイプのミルクチョコレートでは贅沢な数字ですね。
食べやすい一口サイズの個包装も1つのポイントです。

chocolate
大手メーカーのミルクチョコレートに比べ、甘さは随分控えめ。
ミルクの風味とほろ苦いカカオの香りも伝わってきます。
雑味がなくスッキリした味わいなので後味も良いです。

さて、純チョコレートの日本代表とも言える「明治 ミルクチョコレート」と比較してみました。
meiji

明治の方がミルクが主張しています。
クリーミーで甘味も強いです。
ダイエーの方は少し落ち着いた印象。カカオ47%だけあってカカオの香りがやや強いです。
くちどけはどちらもなめらか。

万人受けする明治に対し、ダイエーはやや大人向けといった感じでしょうか。
国産ミルクチョコレートは甘すぎる、と思われる方は一度お試しになってはいかがでしょう。


名称:チョコレート
原材料:ココアバター、砂糖、全粉乳、カカオマス、レシチン(大豆由来)、バニラ香料
内容量:65g
エネルギー:390kcal(1枚当り30kcal)
価格:198円(ダイエー)

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キャレショコラ (フィリップ・ベル)

philippe bel
フィリップ・ベルキャレショコラを戴きました。

「Philippe Bel/フィリップ・ベル」は、フランスでも数少ないM.O.Fショコラティエの一人。
※M.O.F・・・Meilleur Ouvrier de France(フランス国家最優秀職人賞)
食、建築、服飾、美容など180の職種の中で、特に優れた技術を持った職人にのみ与えられるフランスの称号。
その中でもショコラティエ部門は現在19人のみ。(2013年時点)


ベルさんは、「カカオバリー」や「ヴェイス」などのクーベルチュールメーカーでの経験が長く、つまりカカオ豆からのチョコレート作りに精通しています。
ここは他のショコラティエと大きく異なるところですね。

現在は焙煎したカカオ豆を仕入れ自身でクーベルチュールから作っていますが、将来的にはカカオ豆の焙煎から手がけることを目指しているそうです。


フィリップ
華美なものを嫌うというベルさんのチョコレートは、どれもシンプル。
中でもこちらは究極にシンプルですね。

ベル
小さなパッケージですが、中は隙間なくチョコレートがぎっしり。
「ミルク」「ダーク」の2種類。内容量は160gもあります。

ちなみに、”キャレ”とはフランス語で”四角”の意味。
このような四角形の一口タイプのチョコレートをキャレと言います。


「ミルク」
ミルク
ミルクの風味が強いですね。
コクがあってまろやか。

しっかり甘味はあるんだけど、後に残らない上品なもの。
シンプルでありながら無駄がなく、純粋に美味しいと思えるミルクチョコレートです。


「ダーク」
ダーク
第一印象はオーソドックスなダークチョコレート。
苦味やナッツの香りが濃厚です。

ゆっくり味わうと、ほのかにフルーティーな一面も。
くちどけもなめらかです。


名称:チョコレート
原材料:カカオマス、砂糖、ココアバター、バニラビーンズ、全粉乳、乳化剤(大豆由来)
内容量:160g
原産国:フランス
輸入者:株式会社センチュリートレーディングカンパニー

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ミルクチョコレート (ポラン)

ポラン
オーガニック&フェアトレードの素材で作られたミルクチョコレート。

こちらは、NPO法人 ポラン広場東京という有機農業を基にした総合ネットワーク団体が手がけたチョコレートです。

ミルクチョコレート

使用するのは、フェアトレードのドミニカ産カカオの有機ココアバター、有機カカオマスと、北海道産ミルク、鹿児島産の砂糖。
国内で生産可能なものは国産の素材を使用した、国産フェアトレードチョコレートです。

オーガニック
ミルクの味がしっかりします。
チョコレートの色や原材料表示を見ても、ミルクを多めに使用しているのが分かります。

舌触りはややざらつきを感じるものの、クリーミーで優しい味わい。
甘さもしつこくありません。
厚みがあるため、ひとかけらの食べ応えも十分ですね。


名称:チョコレート
原材料:全粉乳(北海道)、砂糖、有機ココアバター(ドミニカ)、有機カカオマス(ドミニカ)、乳化剤(大豆由来)
内容量:70g
エネルギー:406kcal
価格:399円

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ジャワ ダーク 64% (ベシュレ)

beschle
ベシュレのチョコレートを戴きました。

「BESCHLE/ベシュレ」は1898年創業のスイスのチョコレートブランド。

ベシュレのチョコレートの特徴は、クリオロ種、トリニタリオ種を主体とした高品質なカカオに限定していること。
入手困難なクリオロ系やトリニタリオ系のカカオ豆を生産地だけでなく、生産農家・栽培場の立地条件・栽培方法にまでこだわって買い付けを行い、限られた最高品質のカカオ豆のみを使用しています。

以前から気になっていたものの、なかなか縁がなかったブランドです。
Sさん、ありがとうございます。

jawa
今回戴いたのは、インドネシア・ジャワ産のクリオロ種カカオ使用のタブレット。

カカオ含有率は64%です。


ベシュレ
箱の中には2枚入り。

50gが2枚です。


java
薄型のタブレットは、カカオポッドが描かれたシンプルな形。


dark64%
ジャワ島産のカカオと言えば、共通するのはスモーキーな香り。
過去に食べた「プラリュ/インドネシア」や「ドモーリ/ジャヴァブロンド」でも感じたスモーク香をこちらにも感じます。

しかしそれもライトなもので、同時に花のような香りやほのかなスパイシーさも。
中盤からはフルーティーな酸味も現れます。
とても立体的な風味であり後味はスッキリ。

食べ始めと食べ終わりで随分印象が異なりますね。
くちどけも上質です。


名称:チョコレート
原材料:カカオマス、砂糖、ココアバター、バニラ
内容量:100g(50g×2枚)
原産国:スイス
輸入者:ベクトル株式会社
販売者:ベシュレ ジャパン株式会社

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マラニョン (ボナ)

前回に続き「BONNAT/ボナ」のチョコレート。
maragnan
新作のタブレット「Maragnan/マラニョン」です。

「マラニョン」とは、一時は絶滅したとされていたブラジルの伝説のカカオ。
1870年〜1880年頃には世界最高のカカオと称されていたそうです。

かつては世界第2位のカカオ生産国だったブラジルですが、1990年代前半に”※魔女のほうき”と呼ばれる病気が猛威を振るったため生産量が1/4まで激減。
そのときにマラニョンは絶滅したと思われていました。
(※日本では”天狗巣病”の名が一般的:枝の一部から多数の小枝が発生し,異常に密生する奇形症状を示すものの総称。ウイルスが原因で起こり、カカオポッドが成長しなくなります。)

しかしそのカカオが数ヶ月前に発見され、カカオ生産者の協力のもとボナが製造に着手しました。
ボナ
発見したカカオの木は少なく、年間300kgほどしかカカオを収穫できないそうです。そのため、製造できる数量は限られます。


カカオ含有率は75%
マラニョン
これはスゴい・・・
一口目で心を奪われました。

ブワッと濃厚なカカオが押し寄せてくるけど、くちあたりはソフトでまろやか。
フルーティーな香り、爽やかな酸味も溢れてきます。
まるで、長年の眠りから目覚めたかのような開放感。
カカオの勢いを感じますね。

食べた後も長い時間香りが残ります。


名称:チョコレート
原材料:カカオ、カカオバター、砂糖
内容量:100g
原産国:フランス
輸入者:株式会社BONTE JAPAN
販売者:株式会社STEPS-M
価格:1680円

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