2011年11月

チュアオ (ドモーリ)

chuao
こちらもパッケージが一新したドモーリ「チュアオ」

以前、6種類あるクリオロラインの食べ比べをしたとき、一番印象深いのが”伝説のカカオ”と呼ばれるチュアオでした。

こちらのブログではいくつかのブランドのチュアオを紹介してますが、
交配などのない、ピュアなチュアオを出したのはドモーリが世界初です。
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ドモーリがすごいのは、カカオの品質向上に傾ける情熱が突き抜ているところ。
代表のジャンルーカ・フランゾーニ氏は、1年の約半分をベネズエラのカカオ農園で過ごすと言います。

なぜなら、
チョコレートの美味しさは、カカオの質が50%
発酵が25%、焙煎が15%
そして残りの10%がその後の工程で決まるという考えから。

つまり、そのほとんどがカカオ農園にかかっているということです。
実際に現地でカカオの木を育てたり、発酵などを研究されているそうです。

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そんな独自のこだわりがあり、実行に移しているのがスゴいわけですが、
なにより、味が全てを物語っているのです。


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・・・このまろやかさは驚異です。

これがカカオの味?
と、疑いたくなるほどクリーミー
バナナを思わせるまろやかさがあります。

明らかに他のカカオと違うと実感できるその味は、チュアオが持つ個性とチョコレート作りにおける徹底した管理によるものでしょう。
一般的なカカオ70%のタブレットと比べても、色が明るめなのも特徴です。

まったく雑味がなく、カカオ本来の香りが押し寄せてくる。
フランゾーニ氏の哲学が表れています。

食べるほどに知りたくなるのがドモーリの魅力です。


名称:チョコレート
原材料:カカオマス、砂糖
内容量:25g
価格:630円

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イル・ブレンド 70%カカオ (ドモーリ)

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パッケージが一新した、ドモーリの「イル・ブレンド」をご紹介。

単一品種で作られたシングルオリジナルシリーズ(アッリーバアプリマックサンビラーノリオ・カリーベスール・デル・ラーゴ、テユーナ
この6種類をブレンドしたチョコレートです。

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ここ数年はカカオへの探究心から単一品種のものばかり選んできましたが、ブレンドも大変人気があるとのことで購入してみました。

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・・・はぁ〜

ため息が出るほど美味しいです♪

苦味が少なく、とってもマイルド。
6種類もブレンドしてあるので、それぞれの角が取れ、風味に丸みがあります。
それでいて華やかな香りもしっかり感じます。
すべてのバランスがいいですね。

単一品種の個性的な味わいもいいですが、一般受けするのはこういうタイプなのかなって思います。


名称:チョコレート
原材料:カカオマス、砂糖
内容量:50g
価格:473円(ノンナアンドシディショップ)

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カカオとチョコレートのサイエンス・ロマン (幸書房)

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チョコレート通の方。
こちらの書籍はご存知でしょうか?

「カカオとチョコレートのサイエンス・ロマン」
(佐藤清隆、古谷野哲生 著)
先月発売になったばかりの新刊です。

まずは目次をご覧ください。

序章:お菓子の王様
1:チョコレートの故郷の風景
2:カカオ豆の発芽
3:カカオの花の受粉とポッドの生育
4:カカオ豆の発酵と乾燥ーチョコレートは発酵食品
5:カカオ豆の焙炒と香りの誕生
6:メソアメリカの人々がカカオを飲む
7:ヨーロッパ人がカカオと遭遇
8:メソアメリカから世界へ
9:カカオがヨーロッパで華麗に変身
10:「飲むココア」と「食べるチョコレート」の誕生
11:現代のチョコレートの完成
12:チョコレートの未来


注目したいのは、「カカオ」に重点を置いているところ。
タイトルの頭にカカオがきていることからもそれは伝わります。
今まで「チョコレート」に関する本はたくさんありましたが、「カカオ」について詳しく書かれている本はほとんどありません。

中でも、”カカオの花の受粉”について語るチョコレート本は他にはないでしょう。
ちなみに、購入した本屋では「農業」の棚に置いてありました。
それも納得の内容です。

全230ページで、価格が1890円と、購入時は高い印象を受けたのですが、
いざ読んでみると、その内容は予想以上に深いです。
他には載っていない情報ばかりで、各テーマについてとことん掘り下げています。
個人的にはカカオ豆の発酵に関する記事が興味深かったです。

チョコレートというより、カカオが好き。
カカオについてもっと知りたいという方におススメしたい本です。


〜P.S.〜
序章で、世界のチョコレート消費量についても触れてあり、少し気になったところがあったのでご紹介します。

チョコレートにおける国民一人当たりの年間消費量。
最新の情報では、ルーマニアが世界一になったようです。

一人当たりの消費量といえばスイスが世界一としてよく知られており、数年前からはドイツが1位でした。
日本チョコレート・ココア協会によるデータ(2009年)を確認してみると、ルーマニアの国民一人当たりの年間消費量は、なんと15.4kg
2位のドイツが11.3kgであることを考えると信じられない数字です。

これを一日に換算してみると、約42g
平均でこれですから、多い人はどのくらい食べているのでしょう・・・
ちなみに、日本での一人当たりの年間消費量は、2.1kg
一日に換算すると6g弱
これは少ないですよね。

気温の高い夏場のチョコ離れは仕方ないにしても、
日本人はもっとチョコレートを食べるべきだと思います!

ブログを通して少しでも日本人のチョコレート消費量を上げていきたい。
・・・なんて思ったりしました^^;


それはさておき、

「カカオとチョコレートのサイエンス・ロマン」
カカオ、チョコレートについて深く勉強したい方はぜひご購読ください。

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ショコラ 浦霞・鳳陽・日輪田 (ドゥブルベ・ボレロ)

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現在、JR大阪三越伊勢丹にて開催中の
「スイーツキャンドルプロジェクト」
スイーツで東北の支援ができる素晴らしい企画です。

2つ目の紹介は、ドゥブルベ・ボレロのボンボンショコラ。
今回の大阪から新しく加わったようです。

ドゥブルベ・ボレロは滋賀の人気パティスリー。
私の実家も滋賀県で、こちらのお店は家からも近く何度か行ったことがあります。

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宮城県産の3種類の日本酒「浦霞、鳳陽、日輪田」を使用した5つのボンボンショコラ。

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「浦霞 木桶・三廃純米酒」

普段日本酒を飲むことはあまりないのですが、チョコレートにとけ込む日本酒の風味は心地よいです。
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中はビターガナッシュ。

こちらだけでなく、5つすべてビターガナッシュです。
効き酒感覚でそれぞれの日本酒の風味を愉しむことができます。

コーティングが薄く、なめらかなガナッシュは繊細な味わい。
日本酒はまろやかな酸味があり、香りに勢いがあります。
カカオとのハーモニーもいい感じです。


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「鳳陽 純米大吟醸」

こちらは辛味が効いていて、味にキレがあります。
後味はスッキリ。

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「日輪田&柚子 三廃純米原酒」

こちらは柚子が加えてあります。
お酒との相性も良く、とっても爽やかに香ります。
しっとりとけていく中、最後にはカカオが広がる・・・
上質な一粒です。


スイーツキャンドルプロジェクトでは、まだまだたくさんのスイーツがあります。
期間は〜11/28(月)までですので、お早めに!


内容量:5個
価格:1155円(JR大阪三越伊勢丹)

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パウンドショコラ オランジュ ーライトニング2ー (ショコラティエ ミキ)

東北地方太平洋沖地震から8ヶ月以上が経ち、報道や支援の声も少なくなっているように思います。

そんな中、スイーツでできる復興支援
「スイーツキャンドルプロジェクト」が、JR大阪三越伊勢丹にて開催中です!

全国の有名パティシエ・ショコラティエが、東北の素材を使ったスイーツを創作。
その売上から諸経費を除く利益が被災地に寄付されます。

9月頃から東京、名古屋で行われているのでご存知の方も多いと思いますが、関西では本日11/23(水)〜11/28(月)の間行われます。
15人の参加メンバーはスイーツキャンドルプロジェクトサイトをご覧ください。


早速2つほど購入してきました。
まずはこちら。
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ショコラティエ ミキ「パウンドショコラ オランジュ ーライトニング2ー」

ショコラティエ ミキさんは世田谷区・千歳烏山のお店。
チョコレートにとって厳しい夏場は、品質管理のためお店を閉めるというこだわり。
まだこのお店のチョコレートは食べたことありませんが、ずっと気になっているお店です。

candle
オレンジ風味のチョコレートのパウンドケーキに、仙台 勝山酒造の純米酒 ライトニング2をふんだんに使った日本酒ケーキ。

project
しっとりと柔らかい生地

チョコレートとオレンジ、そして日本酒が爽やかに香ります。
各素材のバランスがよくオレンジのアクセントも効果的。
日本酒を使用した洋菓子ってあまりイメージがないですが、これだけ自然に馴染むものなんですね。
ラストは日本酒の余韻がしばらく残ります。


原材料:卵、砂糖、バター、チョコレート、小麦粉、オレンジ、ココアパウダー、日本酒、酒粕、塩
価格:1500円(JR大阪三越伊勢丹)

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【チョコレート検索】
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