私のチョコレート人生に大きな影響を与えたドモーリのチョコレート。
カカオの本当の魅力を教えてくれたブランドです。
単一品種のカカオから作られた、シングルオリジナルラインから、
お気に入りの「サンビラーノ(マダガスカル)」、「アッリーバ(エクアドル)」。
そして初めての「アプリマック」を購入。
使用されるのは、ペルー産カカオ。
カカオ含有量は70%です。
ペルー産といえば、今年冬に食べた、ジャン=ポール・エヴァンの「タブレット アプリマ」がかなり好印象でした。
クリーミーでまろやか。
花のような香りが続く中、ほのかな酸味も感じます。
やはりドモーリのチョコレートは香りの立ち方が違いますね。
カカオマスと砂糖しか使用していないため、カカオの風味がストレートに感じられるんです。
チョコレートを買ったとき、原材料を見てほしいのですが、
このタイプの高品質チョコレートでも、ココアバター(カカオバター)は必ず含まれています。
これは、チョコレートの口溶けをよくするため、艶を出すためなどに使用されますが、味のない成分なので多く含むほどカカオの風味が薄くなるという一面もあります。
よく見かけるカカオ含有量の表示されているチョコレート。
例えば、70%と表示されていれば、カカオ由来の成分、カカオマスとココアバターを足したものが70%含まれているという意味。(残り30%は砂糖、乳化剤など)
つまり、『カカオマス50%+ココアバター20%』なのか、
『カカオマス30%+ココアバター40%』なのかは分かりません。
その点、ドモーリのチョコレートはカカオマスと砂糖だけで作られているので、
カカオマス70%、(残り30%は砂糖)と、味の元であるカカオマスが最大限使用されているため、カカオの風味も強くなります。
もちろん、数値上のことだけでなく、カカオの栽培、焙煎などのこだわりも大きな要因になりますが、この原材料を見るだけでもドモーリのチョコレート哲学を垣間みることができます。
チョコレートに何を求めるかにもよりますが、
これこそチョコレートの究極の形といえるんじゃないでしょうか。
名称:チョコレート
内容量:25g
原材料:カカオマス、砂糖
価格:349円