2009年05月

ラッテサル (ドモーリ)

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「ドモーリ」は1994年創業の、比較的新しいイタリアのチョコレートブランド。
このブランドの特徴は希少価値の高いカカオ豆を使用した上質なチョコレートを生み出していること。
カカオ原産地において、木の選択から収穫、発酵、乾燥に至るまでのすべての工程を独自にコントロール。カカオが本来持つアロマを最大限に引き出す製法で香り高いピュアなチョコレートを一貫製造しています。

お店で何度か見かけたことがあるものの、あまりのお値段になかなか手が伸びなかったチョコレートなんです。
以前読んだチョコレート・バイブルに触発され購入してみました。

カカオ分45%という珍しいミルクチョコレート。
フランス・ゲランド産の塩を使用してます。

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香りを嗅いだだけでカカオが主張してきます。
ワインのような華やかな香り。
軽く塩が効きミルクの風味も引き立ちます。
カカオの余韻が長く続くのに、ミルクチョコレートならではの優しさ、まろやかさはしっかりあるんです。
ここまで深いミルクチョコレートは初めてかもしれません。

これを味わってみて、今まで食べてきたエクアドル産のカカオを連想したのですが、後々調べてみるとエクアドル産カカオの「アッリーバ」がベースになっているようです。
少しは違いが分かるようになってきたかなと、ちょっと自信に。


さて、これだけ高価なミルクチョコレートは頻繁には買えないので、
贅沢な食べ比べをしてみました。
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今回のドモーリ『ラッテサル』(75g・998円)
昨日紹介したヴァローナ『ジヴァラ』(70g・735円)
そしてミルクチョコレートの本場スイス、リンツ『ミルク』(100g・357円)
リンツのミルクは私にとってなじみ深い味なので、あえてこれを基準に比べてみました。

ヴァローナドモーリは共通点が多いです。
香りは全く違いますが、どちらもカカオの特徴がはっきりでてて、甘みはかなり抑えた印象。
それに比べると、リンツはカカオ感はほとんど感じず、ミルクの濃厚さが全面に出てますね。甘みも強め。

くちどけでは、ヴァローナ、ドモーリは繊細という言葉が似合います。
リンツはやや粘り気のあるなめらかさ。
値段が値段なので性質が異なるのは当たり前ですが、正直思った以上の違いを感じました。

一般的に言われるミルクチョコはリンツのような味でしょう。
チョコレートに甘みを求める人は多いですし、クリーミーで美味しいです。
しかしドモーリは、チョコレート通の琴線を擽るものがあります。
日常的に食べるものではないですが、たまには1000円払ってでも食べたい!
と思わせる魅力を感じました。


内容量:75g
998円(明治屋)

タブレット ジヴァラ (ヴァローナ)

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世界中で支持されているフランスのチョコレートブランド『ヴァローナ』

高級タブレットを買う時は、カカオの風味を味わいたいのでハイカカオのものを選ぶことが多いのですが、今回はあえてミルクチョコレートを選んでみました。

通常はアルミで包んであることが多いチョコレートですが、ヴァローナは一味違います。
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そしてタブレットの形状は二味も違います。
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薄型なのもあってか、これがとても割りやすいんです。
一欠片ずつの形が違うのも新鮮。
カカオ分40%のミルクチョコレートにもかかわらず、漂ってくる香りがすでにカカオです。

ナッツのような風味が印象的。
そしてバニラの甘い香りも。
くちどけがナチュラルで舌にスーッと馴染みます。
甘みが上品なので後味が驚くほどスッキリ。
洗練された美味しさです。

実はもう一枚、極上ミルクチョコレートを買ったので、
次回食べ比べしたいと思います。


内容量:70g
735円(タベルト京都)

フラン ノワール 微糖 (明治)

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フランの新作は缶コーヒーのようなネーミング、
『微糖』です。

フランオリジナルショコラに比べて糖類を20%カット
できるだけ甘さを抑えたということで、ビターチョコレートファンには嬉しい商品です。
原材料名のトップにカカオマスがあるのも見逃せません。

ビスケット軸にホイップショコラをコーティングし、ビターショコラでカバー。
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なるほど。
全然甘みがないですね。
かといって苦すぎるわけでもなく、チョコレートの風味が程よく味わえます。
最初は濃厚さを感じますが、ホイップショコラ、ビスケットとのバランスが良いためか後味はスッキリ。
フランといえば凝ったフレーバーが多いので、たまにこういうシンプルなものもいいですね。


内容量:12本(3本×4袋) ・ 340g(1袋当り85kcal)
198円(スーパー)

ミルクキャラメル チョコバー (森永)

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1918年に日本で初めてチョコレートの一貫製造を始めた森永ですが、
それ以前から発売されている森永のロングセラー商品が『ミルクキャラメル』

そのミルクキャラメルの味を展開した商品が多数発売されました。
お馴染みの味がチョコレート、コーンフレーク、ポップコーン、クッキーなどに。
その中からチョコバーをチョイス。
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まさにミルクキャラメルの味。
懐かしくもあり素朴な甘みは森永の伝統的な味といえるでしょう。
小麦パフ、コーンフレークが入っているので食感も軽いです。


内容量:38g ・ 210kcal
120円(セブンイレブン)

チョコレート・バイブル 〜人生を変える「一枚」を求めて〜

軽い気持ちで読み始めた本なのですが・・・
これが自分のチョコレート人生を否定されたような深い内容でした。
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この本の著者は“チョコレート鑑定家”クロエ・ドゥートレ・ルーセルさん。
世界のチョコレート市場、トレンドに関する講演、商品開発のアドバイスやセミナーの企画運営など、チョコレート業界で幅広く活動されてるお方。
日本ではバレンタイン時期のサロン・デュ・ショコラにも関わっておられます。

内容は、脳科学者の茂木健一郎さんとの対談に始まり、
“本物”のチョコレートとは何かを、クロエさん自身の様々な経験をもとに語られています。

本の中ではチョコレートを“ファイン・チョコレート”、“マス・チョコレート”という言葉で大きく2種類に分け比較してます。
ファイン・チョコレートというのは、カカオ豆を始めとする原材料が高品質で、カカオの風味が最大限に引き出されているチョコレートのこと。
マス・チョコレートというのは、スーパー・コンビニなどで買える大衆向けのチョコレート。

このブログで紹介してるのはほとんどがマス・チョコレートですが、クロエさんに言わせればこれらの商品はチョコレートではないと言います。

チョコレート通の間でよく言われるのは、
〇カカオマスの入っていないホワイトチョコレート
〇植物油脂の入っているもの
〇砂糖が過剰に使用されてるもの
などはチョコレートとして認めないという意見があります。
しかし、クロエさんが言うのはもっと深い意味。
カカオの生産にまで遡り、上質のカカオ豆を栽培し、それが良い状態でチョコレートに活かされているか。
残念ながら現在市場に溢れているチョコレートの多くが、企業またはカカオ生産者の利益のために品質を妥協して売り出されています。
そんな現状から、カカオの魅力が十分に引き出されているチョコレートは世界でも一握りしかないと言います。

本物のチョコレートの味を知ってるクロエさんは読者にファイン・チョコレートがどのくらい素晴らしいかを教えてくれるのですが、チョコレートに対してストイックな方だけにかなり専門的な内容となってます。

大衆向けのチョコレートに満足されてる方にとっては、新しい発見もあるでしょうがちょっとピンとこないかも。
おススメしたい方は、もっと美味しいチョコレートを求める方やチョコレートに限らず食に対して向上心を持ってる方。
チョコレートに対する認識が変わるかもしれません。

私も自分なりにチョコレートに対する考えは持っており、今後も一般的な市販チョコレートも紹介していきますが、この本を読んで考えさせられることは多かったです。


それにしても著者のクロエ・ドゥートレ・ルーセルさん。素晴らしい方です。
ショコラティエ以外でここまでチョコレートに情熱を燃やす方はそういないでしょう。
情熱というよりは執念、もしくはチョコレート好きとしての使命感みたいなものを感じます。


興味をもたれた方は読んでみてください。


1470円  発行:青志社

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